墓所

西讃

横尾時蔭の墓(香川県多度津町)

よこおときかげのはか豊原兼秋(廷臣)が四国に下向した際、浜で琴(楽器)を弾じていると、ある者がそれを聞いていた兼秋が誰何すると、その者は横尾時蔭と名乗り、父が昔天王寺の楽師をしており、音楽に造詣ある者だった兼秋と時蔭は兄弟の契りを結んで再会...
西讃

寿覚院 石工重三郎の墓(香川県丸亀市)

じゅかくいん いしくじゅうざぶろうのはか寿覚院にあり、石工の羽坂重三郎のものと伝えられる墓所丸亀城の石垣工事の責任者であったが、完成後、石垣を容易く登る姿を見た殿様が秘密漏洩を怖れた城の二の丸にある井戸に潜らせて、その上から石を投げ入れて殺...
東讃

森権平の墓(香川県東かがわ市)

もりごんべいのはか仙石久秀の家臣であった森権平(戦国武将)は、長宗我部との引田の戦い(戦国の戦い)で討死した(墓所)足腰の神(手足の平癒)として祀られている(信仰の墓碑)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.36香川県東かがわ市 伊座
東讃

磯野禅尼之墓(香川県さぬき市)

いそのぜんにのはか静御前の母の磯禅尼は、生まれ故郷の讃岐に戻り、長尾寺で得度した(尼僧)長尾寺からの帰り道で倒れてそのまま亡くなったとされ、その地に墓(墓所)が建てられた『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.28香川県さぬき市 昭和
高松坂出

菊王丸の墓(香川県高松市)

きくおうまるのはか平教経(平氏)に仕えていた菊王丸(小姓)は、屋島の戦いで教経が射落とした佐藤継信の首を取ろうとした継信の弟の佐藤忠信は、兄の首を取られまいと、菊王丸を射殺した場所に墓所が置かれた『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p....
高松坂出

佐藤継信の墓(香川県高松市)

さとうつぐのぶのはか源義経の家臣・佐藤継信の墓所屋島の戦いで主人の身代わりとなって討死した『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.22日本伝承大鑑:香川県高松市 牟礼町牟礼
庄内

▲高森神社(山形県酒田市)

たかもりじんじゃこの海域を荒らす海賊を退治するために、百合若大臣が派遣されたとの伝説がある境内には、百合若大臣の墓と、愛鷹の緑丸の墓とされる石がある(墓所)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.100山形県酒田市 飛島
村山

千手院 磐司磐三郎の墓(山形県山形市)

せんじゅいん ばんじばんざぶろうのはか千手院境内にある墓所慈覚大師円仁に立石寺の土地を譲ったとされる、猟師(マタギ)の祖とされる(伝承の男性)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.38山形県山形市 山寺
南信

蓮華寺 絵島の墓(長野県伊那市)

れんげじ えじまのはか蓮華寺の境内にある、大奥御年寄だった絵島の墓所絵島生島事件(醜聞)で罪を得た絵島は高遠に幽閉され、生涯を終えた『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.212日本伝承大鑑 長野県伊那市 高遠町長藤
南信

九つ塚跡(長野県富士見町)

ここのつづかあと武田信玄と小笠原・諏訪・村上・木曽の連合軍との瀬沢合戦(戦国の戦い)があった将兵の遺体を9つの塚に分けて葬ったが(墓所)、現在は跡を示す供養塔がある『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.92長野県富士見町 横吹