変種の起源

西毛

駿河大明神宮社(群馬県神流町)

するがだいみょうじんぐうしゃ平将門の敗死後、側室の駿河御前が従者を連れて付近の山中へ逃亡した(落城伝説)途中で2人は関係を持ったが(不義密通)、従者は畏れ多いとして、蕗の葉を間にして行為に及んだその後駿河御前は恥じて自害すると男根型の石と化...
北摂

大念寺 黄金竹(大阪府茨木市)

だいねんじ おうごんちく藤原鎌足を葬っていたが、その首級だけを多武峰に埋葬したそのため、この地に生える竹(竹藪)は、上部だけが枯れるようになった(変種の起源)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.110日本伝承大鑑:大阪府茨木市 安威
安房

清澄寺(千葉県鴨川市)

せいちょうじ12歳の日蓮が最初に修行を始めた寺院21日間の断食行の直後に血を吐いたが、それが笹(凡血の笹)に付いて黒い斑点となっている(血の怪:変種の起源)京や奈良の大寺院で修行を積んだ後でこの地に戻り、旭が森で最初に題目を唱え、日蓮と改名...
安房

源頼朝上陸地(千葉県鋸南町)

みなもとのよりともじょうりくち伊豆の石橋山の戦いで破れた後、海路を経て安房国へ向かった源頼朝が上陸した地上陸の際にサザエ(貝)の角で足を傷めた頼朝が叱責したため、この地のサザエは角が生えなくなった(変種の起源)『日本の伝説6 房総の伝説』(...
上越

居多神社 片葉の葦(新潟県上越市)

こたじんじゃ かたはのあし越後七不思議の1つ親鸞が越後流罪となり、最初に越後一之宮の居多神社を訪れて、早期の赦免を祈願した境内の葦の葉が一夜にして片葉となった(変種の起源)『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.19新潟県上越市 五智
大分別府

梅の木天神社(大分県大分市)

うめのきてんじんしゃこの地に住む藤原近里が太宰府天満宮に参籠し、夢で梅の一枝を授かった帰郷後枝を植えたところ成長し、枝がうねり曲がる形から臥竜梅と呼ばれるようになった(変種の起源)後に大友宗麟が見物に来て、家来に枝を折らせた途端、家来が神懸...