大名

広島廿日市

八剣神社(広島県広島市中区)

やつるぎじんじゃ福島正則(大名)が広島城主の時、川の治水のために役人が人柱を立てようとした正則はそれを聞き、所蔵の8本の刀剣を箱に収め、人柱の代わりに埋めた(創建伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.37広島県広島市中区 白島...
広島廿日市

太夫戻岩(広島県廿日市市)

たゆうもどしいわ弥山の登山道の途中にある巨石広島藩主の福島正則(大名)は、昼過ぎから弥山に登ると天狗に襲われるとの決まり事を無視して登山した(禁を犯す)頂上近くまで来たところ巨石に道を阻まれ、結局下山を余儀なくされた『日本の伝説21 広島の...
東三河

岩屋観音(愛知県豊橋市)

いわやかんのん池田氏(大名)はかつて吉田(豊橋)を領地としていて岩屋観音を篤く信仰していた宝永4年(1707年)池田綱政は白須賀宿に滞在中、夢で観音から地震と津波が来ると告げられた(夢告)池田候が急ぎ宿を発ったその直後に地震と津波が起こり、...
西三河

松雲院 恩田の初連(愛知県刈谷市)

しょううんいん おんだのはつれん藩主の三浦侯(大名)が頻繁に寺を訪ねるようになり、家来が初連狐の子を苛めたため、初連は仕返しをする三浦侯に嫁ぐ花嫁行列に化けて城に入り、床入り前の風呂で正体がばれるまで化け続けたこの失態で三浦侯は他の土地へ左...
尾張

聾石(愛知県尾張旭市)

つんぼいし名古屋城築城の時、ある大名が石垣にする石材をこの地に落とした大名はそれを拾わず、村人に誰が落としたか役人に告げることを固く口止めした検分に来た役人が尋ねても、村人は耳が聞こえないふりをしてやり過ごしたため、この名が付いた(頓智話)...
名古屋

熱田神宮 佐久間燈籠(愛知県名古屋市熱田区)

あつたじんぐう さくまどうろう海難に遭った佐久間勝之(大名)が熱田神宮の加護で助かったとして奉納した灯籠日本三大燈籠の1つ『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.11愛知県名古屋市熱田区 神宮
北総

泉倉寺 延命地蔵(千葉県印西市)

せんぞうじ えんめいじぞう井伊家(大名)より寄進された地蔵雨乞いの霊験あらたかであるとされ、雨乞い地蔵と呼ばれる(祈雨)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.28千葉県印西市 和泉
中越

蒼柴神社 忠犬しろ神社(新潟県長岡市)

あおしじんじゃ ちゅうけんしろじんじゃ名主が飼っていた白犬が強く、狼の群を追い払うなどの噂から、藩主(大名)の牧野忠辰が貰い受けた白犬は参勤交代の後を追い掛けて江戸に来たが、尾張藩の犬と喧嘩をして、藩主よりお叱りを受けた白犬は単身長岡に戻っ...
豊前国東

松屋寺の蘇鉄(大分県日出町)

しょうおくじのそてつ府内にあった大友屋敷にあったの名木で、南蛮貿易やの際に得たものと言われる大友氏改易後は木下氏()が管理していたが、後に松屋寺に移植したあまりにも巨大な蘇鉄であるため、死んだ馬と偽って運んだとされる『日本の伝説49 大分の...
豊前国東

日出城址 暘谷稲荷(大分県日出町)

ひじじょうし ようこくいなり城を守る狐が棲み着いており、現在の城跡の西に暘谷稲荷として祀られている大名の木下氏は由井正雪の謀反の連判状に名を連ねたが、狐が謀反発覚の知らせを逐一報告したさらに蓮華寺で加持祈祷をおこなったところ、連判状から木下...