北薩波留南方神社 鬼神面(鹿児島県阿久根市) はるみなかたじんじゃ きじんめん宝暦年間(1751~1764年)の頃、腕の立つ大工が作った鬼の面が、その出来映え故にひとりでに神社に納まっていた(動く絵や像)8年ごとにおこなわれる神社の祭礼である鬼神舞(きしんめ)に使用されるこの舞の最高潮... 2025.08.27北薩
郡内留守ヶ岩(山梨県富士河口湖町) るすがいわ大石村大火の復旧工事でやって来た幸右衛門という大工がおるすという娘と恋仲になった工事が終わり、対岸の村に住む幸右衛門会いたさに、おるすはたらい舟に乗って毎夜湖を渡った(愛着執心)100日目の夜は嵐で、来ないだろうと幸右衛門は目印の... 2025.08.04郡内
東三河岩屋観音 観音像(愛知県豊橋市) いわやかんのん かんのんぞう豊川に架かる吉田大橋の架橋を請け負った江戸の大工の棟梁2名が難工事のために岩屋観音堂に参籠した2人は同時に同じ夢を見て架橋の工法を思い付き、難工事を完成させた(神仏の加護)橋の完成後に2人は浄財を集め、岩屋観音堂... 2025.05.12東三河
西三河瀧山寺三門(愛知県岡崎市) たきさんじさんもん飛騨権守藤原光延という大工の棟梁が建築した門屋根の尾垂木の1本が逆に付けられている(逆柱)ことを老婆に指摘され、光延は恥じてノミを咥えて三門から飛び降りて自害した三門脇にある碑と塚が墓であるとされる一説では、誤りを指摘した... 2025.05.12西三河
尾張長松寺 小平治弘法(愛知県大口町) ちょうしょうじ こへいじこうぼう酒浸りの大工の小平治は、橋の修理で庄屋にあしらわれてから改心し、喜捨を集めて村中の橋を石橋に替えたその死後、長松寺境内に顕彰碑が建てられ、そこに弘法大師(空海)の姿が彫られた空海像の左目が、小平治と同じく失明... 2025.05.09尾張
臼杵佐伯不思議橋(大分県豊後大野市) ふしぎばしある大工が山で2頭の白鹿を助けたところ、大水で流された架橋の依頼が舞い込んだ一旦橋は出来上がるが大水で流出、飼い犬が自ら川に飛び込み人柱となった橋が出来上がった時、2頭の鹿が山から駆け下りてきて、橋のたもとで消え失せた大水ごとに流... 2025.03.15臼杵佐伯
洛中千本釈迦堂 おかめ塚(京都市上京区) せんぼんしゃかどう おかめづか千本釈迦堂大報恩寺の境内にある塚大工の棟梁・長井高次が本堂(堂宇)造営の際に柱の1本を短く切りすぎたが、妻のおかめの内助の功で事なきを得た本堂完成前に亡くなった妻の供養のために塚を建てた『日本の伝説1 京都の伝... 2024.12.15洛中