天狗

奥能登

桜木神社 大杉(石川県能登町)

さくらぎじんじゃ おおすぎ現在の菅原神社の祭神が海より漂着した時、この杉の木の下に祀られた(漂着神)明治維新前頃までこの木に天狗が棲み着いていたとされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.114石川県能登町 七見
能登南

久麻加夫都阿良加志比古神社(石川県七尾市)

くまかぶとあらかしひこじんじゃ通名・熊甲神社祭神は都努加阿羅斯止神で、意富加羅国の王子とされる(渡来人)境内にある杉の木は八百比丘尼が植えたものとされ、天狗が棲んでいた古い随身像は、桃を投げつけられて右目が潰れており、氏子の村では桃の実がな...
能登南

嶽神社(石川県七尾市)

だけじんじゃ祭神は、鰀(えのめ=エイ)に乗ってこの地に来たとも、この地で退治したとも伝わる(創建伝説:地名の由来)神社のある丘は天狗が造ったもので、村の者が早起きしたために担いでいたもっこを投げ棄てて出来た(一夜作り伝説)『日本の伝説12 ...
能登南

飯川神社 大ケヤキ(石川県七尾市)

いがわじんじゃ おおけやき天狗が棲む欅の木で、向かいの酒屋へ酒を飲みに行くと凶事があると言われた(変事の知らせ)幹の分かれ目に弁慶が投げ乗せた大石(投げ石)があったとされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.97石川県七尾市...
加賀

草深甚四郎碑(石川県川北町)

くさふかじんしろうひ天狗にさらわれて剣の奥義を学んだとされる草深甚四郎(剣豪)の墓所がある昭和以降この場所で慰霊祭や奉納剣道大会がある『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.50石川県川北町 石室
加賀

天狗壁(石川県能美市)

てんぐかべその頂上に天狗が棲んでいるとされる断崖頂上にある御座石(巨石)は上杉謙信にその美しさを讃えられた『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.50石川県能美市 岩本町
加賀

圓八本店(石川県白山市)

えんぱちほんてん圓八という者が、柏の木を植えた翌日から姿を消した妻の夢枕に圓八が現れ、鞍馬山の天狗の下で修行中なので、家計の足しにとあんころ餅(菓子)の製法を教えた(夢告)現在も店を構え、商標に天狗の羽団扇を用いている『日本の伝説12 加賀...
加賀

天狗壁(石川県白山市)

てんぐかべ穀物を杵(農具)でついていた時、急に杵が宙を飛んで断崖のてっぺんで臼をつくような動きをした「見ていると面白いが、やってみると辛いものなので返そう」と声がして、杵が元の場所に戻った(声の怪)天狗の悪戯だと思われ、その断崖を天狗壁と呼...
加賀

瀬戸神社 夜泣き銀杏(石川県白山市)

せとじんじゃ よなきいちょうこの銀杏の木に棲む天狗が、時々夜になると泣くためこの名が付いた(声の怪)火事の時には水を吹く(昭和3年に大火があったが神社は焼けなかったとの記録)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.38日本伝承大...
金沢

妙慶寺(石川県金沢市)

みょうけいじ住職が市場で魚を盗んで殺されかけた鳶を助けた鳶の正体は天狗で、お礼として“大”と“小”の字が刻まれた暦板(木工品)を渡した大の月に“大”の面、小の月に“小”の面を掲げておくと、火災の被害がなくなった(寺宝:火除け)『日本の伝説1...