加賀圓八本店(石川県白山市) えんぱちほんてん圓八という者が、柏の木を植えた翌日から姿を消した妻の夢枕に圓八が現れ、鞍馬山の天狗の下で修行中なので、家計の足しにとあんころ餅(菓子)の製法を教えた(夢告)現在も店を構え、商標に天狗の羽団扇を用いている『日本の伝説12 加賀... 2025.06.15加賀
加賀天狗壁(石川県白山市) てんぐかべ穀物を杵(農具)でついていた時、急に杵が宙を飛んで断崖のてっぺんで臼をつくような動きをした「見ていると面白いが、やってみると辛いものなので返そう」と声がして、杵が元の場所に戻った(声の怪)天狗の悪戯だと思われ、その断崖を天狗壁と呼... 2025.06.15加賀
加賀瀬戸神社 夜泣き銀杏(石川県白山市) せとじんじゃ よなきいちょうこの銀杏の木に棲む天狗が、時々夜になると泣くためこの名が付いた(声の怪)火事の時には水を吹く(昭和3年に大火があったが神社は焼けなかったとの記録)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.38日本伝承大... 2025.06.15加賀
金沢妙慶寺(石川県金沢市) みょうけいじ住職が市場で魚を盗んで殺されかけた鳶を助けた鳶の正体は天狗で、お礼として“大”と“小”の字が刻まれた暦板(木工品)を渡した大の月に“大”の面、小の月に“小”の面を掲げておくと、火災の被害がなくなった(寺宝:火除け)『日本の伝説1... 2025.06.13金沢
広島廿日市太夫戻岩(広島県廿日市市) たゆうもどしいわ弥山の登山道の途中にある巨石広島藩主の福島正則(大名)は、昼過ぎから弥山に登ると天狗に襲われるとの決まり事を無視して登山した(禁を犯す)頂上近くまで来たところ巨石に道を阻まれ、結局下山を余儀なくされた『日本の伝説21 広島の... 2025.05.22広島廿日市
広島廿日市大聖院 三鬼堂(広島県廿日市市) だいしょういん さんきどう空海が仏法守護のために勧請した3体の鬼(三鬼大権現)を祀る鬼は大小の天狗を眷属としており、住人・参詣者を問わず懈怠の者に罰を与えるとされる『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.16日本伝承大鑑:広島県廿日市... 2025.05.22広島廿日市
東三河碁盤石山(愛知県設楽町) ごばんいしやま天狗が棲む山とされる山頂付近にある碁盤石(巨石)は、村人と碁(娯楽)で打ち負けた天狗が腹を立てて投げた碁盤で、地名の由来となった『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.115愛知県設楽町 東納庫 2025.05.13東三河
東三河牛淵(愛知県新城市) うしぶち豊川と宇連川の合流地点にあたる淵龍宮から来た2頭の牛が昼寝をしていたここに来る漁師を天狗がさかんに脅した『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.103愛知県新城市 長篠 2025.05.13東三河
下越慈光寺 慈戒堂(新潟県五泉市) じこうじ じかいどう別名・天狗堂開山である傑堂能勝(名僧)の法力によって神通力を得た慈戒和尚は、石や木を切りだして慈光寺の諸堂(堂宇)を建てたよく働く寺の小僧への褒美に、背中に乗せて飛ぶと、1日で京都の祇園祭の見学をさせて戻ってきた慈戒和尚... 2025.04.07下越
豊前国東毛谷村六助の墓(大分県中津市) けやむらろくすけのはか英彦山の神に大力を授かり、天狗に剣術を学んだ木樵(豪傑)豊臣秀吉の御前相撲で連勝し、36人目の木村又蔵に敗れたため、加藤清正の家臣となった(怪力伝説)その後、木田(貴田)孫兵衛と名乗り(戦国武将)、朝鮮の役で活躍した女... 2025.03.18豊前国東