天皇

北毛

村主八幡神社 若宮塚(群馬県みなかみ町)

すぐろはちまんじんじゃ わかみやづかこの土地の長者の娘・如意姫は和歌に優れ、京に召されて後花園天皇の寵愛を受けた(玉の輿)妬みにあって故郷に戻った如意姫は天皇の皇子(皇族)を生んだが、2歳で亡くなったため塚を築いた『日本の伝説27 上州の伝...
中毛

八郎神社(群馬県伊勢崎市)

群馬郡の地頭・群馬大夫満行(地方豪族)の末子である那波八郎満胤は上野国の目代となったが、7人の兄に謀殺された遺体を蛇喰池の中島に沈めたところ怨霊が大蛇となり、兄の一族を滅ぼす激しい祟りを引き起こした時の光仁天皇が宣旨を下し、年1回一人だけの...
出雲

岩根寺(島根県出雲市)

いわねじ子を授かるようにこの寺に願掛けをして得たのが吉祥姫という美しい娘であった光仁天皇は出雲の地に立派な姫がいるとの夢を見ると(夢告)、枕元に履と絵が置かれてあった使者が出雲に向かい、足の大きさが履物と同じで絵画にそっくりの吉祥姫を見つけ...
南薩

煙草神社(鹿児島県いちき串木野市)

たばこじんじゃ崇峻天皇の怒りに触れてこの地に流された蘇我馬子が、赦免されて帰郷の際に煙草の種を蒔いた冠岳山中にあり、煙草の草の自生地とされる『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.70鹿児島県いちき串木野市 冠嶽
峡南

奈良王神社(山梨県早川町)

ならおうじんじゃ夢告によって孝謙天皇が下向し、温泉で体調を治したその後7年間この地に行宮を設け滞在したことから奈良田の名が付いた(地名の由来)行宮跡に建てられた神社が奈良田神社で、奈良田七不思議の御符水と二羽烏が残っている『日本の伝説10 ...
峡南

高下諏訪神社(山梨県富士川町)

たかおりすわじんじゃ別名・姫宮神社北面の武士であった南部重清(地方豪族)は、後花園天皇より寵姫の浅黄の前(女官)と仙洞の名を貰い、郷里へ戻った浅黄の前は京を恋しく思い、ついに道利川に身を投げ、侍女も後を追った(子女受難)それぞれ入水した淵を...
峡北峡中

地蔵ヶ岳 賽の河原(山梨県韮崎市)

じぞうがたけ さいのかわら別名・地蔵岳奈良法皇(孝謙天皇)がこの山に登り、安産祈願のため地蔵を安置した(地名の由来)山頂近くの賽の河原と呼ばれる砂地があり、早朝子供の足跡(手形足形)がたくさん付いている(死者の怪)この一帯にある地蔵を持ち帰...
峡東

七日子神社 小児寿福石(山梨県山梨市)

ななひこじんじゃ しょうにじゅふくいし?欽明天皇の妃が懐妊した時、甲斐国に七日子神を祀り、貢米を食したところ無事皇女(後の推古天皇)を出産した参道にある大石の上に赤ん坊の足跡のような凹みがあり(痕が残る石)、お宮参りの際に赤ん坊にそれを触れ...
河内

誉田八幡宮 安産社(大阪府羽曳野市)

こんだはちまんぐう あんざんしゃ後冷泉天皇の皇后が懐妊し、天皇の夢に木の下に鬼の顔をした老人が立ち「安産を望むなら私を使え」と言う(夢告)木に鬼で“槐"の木を使う謎掛けと考え、誉田八幡にある木を貰い受けて産屋を造った安産や子授けのご利益があ...
北摂

久安寺(大阪府池田市)

きゅうあんじ鳥羽天皇の中宮・美福門院が皇子誕生の安産祈願をおこなった無事に皇子(後の近衛天皇)が誕生したことから、不死王村と名付けられた(地名の由来)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.116大阪府池田市 伏尾町