天皇

吉野

蜻蛉の滝(奈良県川上村)

せいれいのたき近くで狩りをしていた雄略天皇の肘に虻が食いついたが、蜻蛉が噛み殺したので、蜻蛉野と名が付いた(地名の由来)音無川の滝は水量が多く、その水飛沫で虹が出来るため、“虹光”との別名を持つ『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p....
生駒葛城

葛城一言主神社(奈良県御所市)

かつらぎひとことぬしじんじゃ雄略天皇がこの地で狩りをしていると、全く同じ姿で現れて共に狩りをした役行者が葛城山から吉野の金峰山へ岩橋を架けるよう命じたところ拒否したため、縛りつけられたどのような願いに対しても一言で託宣をおこなう神とされる(...
生駒葛城

龍田大社(奈良県三郷町)

たつたたいしゃ第10代崇神天皇の御代、各地で凶作・疫病が広がった時、天皇の夢に神が現れ「龍田に祀るよう」夢告を受け創建した(創建伝説)元寇の折、社の背後から大きな袋物が舞い上がって西へ飛んでいくと嵐が起こり、元の船団を沈めた(神威を見せる)...
磯城高市

雷丘(奈良県明日香村)

いかづちのおか雄略天皇の近侍・小子部栖軽(廷臣)は、天皇と后のいる寝所に誤って入ったため、雷を捕らえる命を受けた栖軽は丘に落ちてきた雷神(天人)を捕らえて天皇に差し出し、天皇は雷神を解放した栖軽の死後、雷を捕らえたとの墓標が丘に立ち、怒った...
磯城高市

桜の井(奈良県桜井市)

さくらいのい深さ9尺あまり(3m弱)、径2尺2寸の井戸履中天皇が行幸した際、この井戸の湧水を飲んで称賛し、そばに桜の木を植えて愛でた大和の七つ井の1つで、桜井の地名の由来『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.49奈良県桜井市 谷
奈良宇陀

弘仁寺(奈良県奈良市)

こうにんじ嵯峨天皇は奈良の南に霊山があるとの夢告を受けたため、諸臣にその旨を問い質した小野篁が該当する山があるとして、勅命を受けて弘仁寺が建てられた(創建伝説)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.35奈良県奈良市 虚空蔵町
奈良宇陀

采女神社(奈良県奈良市)

うねめじんじゃ文武天皇の寵愛が衰えたことを嘆いた采女が猿沢の池に入水した(悲恋伝説)天皇が慰霊のために祠を建てたが、池を見るのが忍びないと一夜で祠が池に背を向け、今なお後ろを向く(創建伝説:慣習の由来)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書...
行田春日部

総願寺(埼玉県加須市)

そうがんじ重篤な病となった58代光孝天皇が智証大師(名僧)に命じて彫らせた不動明王(仏像)を祀る関東に移された後に水害によって像が流されこの地に辿り着いたため、ここに堂宇を建てて祀った(創建伝説)不動明王を祀ったことから不動岡の名が付いた(...
北毛

村主八幡神社 若宮塚(群馬県みなかみ町)

すぐろはちまんじんじゃ わかみやづかこの土地の長者の娘・如意姫は和歌に優れ、京に召されて後花園天皇の寵愛を受けた(玉の輿)妬みにあって故郷に戻った如意姫は天皇の皇子(皇族)を生んだが、2歳で亡くなったため塚を築いた『日本の伝説27 上州の伝...
中毛

八郎神社(群馬県伊勢崎市)

群馬郡の地頭・群馬大夫満行(地方豪族)の末子である那波八郎満胤は上野国の目代となったが、7人の兄に謀殺された遺体を蛇喰池の中島に沈めたところ怨霊が大蛇となり、兄の一族を滅ぼす激しい祟りを引き起こした時の光仁天皇が宣旨を下し、年1回一人だけの...