女人禁制

島原大村

金泉寺(長崎県諫早市)

きんせんじ文化文政時代(1804~1830年)、多良岳山頂付近にある金泉寺の寺侍に“岳の新太郎”という美男子がいた若い娘はその美貌に惚れて会いたいと願うが、金泉寺が女人禁制であるためみることが叶わなかった(珍事)その娘たちの慕情を歌にしたの...
室戸安芸

不動堂(高知県室戸市)

ふどうどう四国八十八ヶ所霊場第26番札所・金剛頂寺が長らく女人禁制であったため、女性が代わりに参った堂宇このことから“女人堂”とも呼ばれる漁夫の女房が集まってお籠もりをし、船霊が喜ぶとされた猥歌(音曲)を歌う習慣があった(特別な奉納)『日本...
吉野

母公堂(奈良県天川村)

ははこどう役行者を追って大峯の山に行こうとした母親を引き留めるために、村人に頼んで建てられた堂宇また母がこれ以上危険な山へ入らないよう、女人禁制の結界門を同時に建てた『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.120奈良県天川村 洞川
峡北峡中

千代の吹上(山梨県甲府市)

ちよのふきあげ金峰山の山腹にある200mほどの断崖女人禁制の山に上ろうとした夫婦があったが、妻だけが途中の断崖で滑落した夫は山頂の社で7日間妻の赦免を祈願したところ、吹き上げられた風と共に妻が傷一つなく戻ってきた(夫婦の情愛)『日本の伝説1...
佐渡

白島(新潟県佐渡市)

しろしま羽の生えた多くの白馬(霊獣)が空から舞い降りてきたとされる島馬はこの島で白い糞をしてそれを足で踏み固めたため、島全体が白くなり、また馬の蹄跡が残った(痕が残る石)空海の護摩壇跡が残る女人禁制の島とされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(...
佐渡

乙和池(新潟県佐渡市)

おとわいけ長福寺で働く女中のおとわは、誤って女人禁制の地に入り込み、池で衣服についた泥を洗った突然池の主である大蛇が現れて嫁になれと迫り、おとわは3日の猶予を貰い寺に戻った3日後、おとわが山に入ると、白馬に乗った貴公子が現れ、馬に乗せて連れ...
奥能登

石仏山(石川県能登町)

いしぼとけやま山中に巨大な岩(磐座)が3つあり、古代祭祀の遺跡とされる現在でも女人禁制の地とされ、霊域として斧などを持ち込むことも禁じられた(禁忌)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.115石川県能登町 柿生
金沢

大沼(石川県金沢市)

おおいけ金沢城下の商人の娘が業病となったが、夢告により大沼の水を飲ませると全快したお礼参りに大沼へ娘を行かせたところ、沼に飛び込みそのまま大蛇となってしまった(変身譚)あるいは、業病となった娘が大沼の水を飲んで病を治そうとした女人禁制の山で...
尾張

八百比丘尼の岩(愛知県犬山市)

やおびくにのいわ尾張富士の登山道にある岩女人禁制を犯して八百比丘尼が山に登り、この岩に触れたところ手が離れなくなり、手形(手形足形)がついた(痕が残る石)その後、夢に祭神が現れ山頂に石を積み上げるよう告げたため(夢告)、石上げ祭(祭礼)が始...
庄内

▲川上神社(山形県酒田市)

かわかみじんじゃ旅の娘が一夜の宿を求めるが、実際に寝室にいたのは大蛇であった大蛇は川をさかのぼって龍になる途上であったが、人に姿を見られたため、それが出来なくなった大蛇は一夜の宿の礼として水の不便はさせないと約束し、村人は社を建てて祀った(...