女人禁制

峡北峡中

千代の吹上(山梨県甲府市)

ちよのふきあげ金峰山の山腹にある200mほどの断崖女人禁制の山に上ろうとした夫婦があったが、妻だけが途中の断崖で滑落した夫は山頂の社で7日間妻の赦免を祈願したところ、吹き上げられた風と共に妻が傷一つなく戻ってきた(夫婦の情愛)『日本の伝説1...
佐渡

白島(新潟県佐渡市)

しろしま羽の生えた多くの白馬(霊獣)が空から舞い降りてきたとされる島馬はこの島で白い糞をしてそれを足で踏み固めたため、島全体が白くなり、また馬の蹄跡が残った(痕が残る石)空海の護摩壇跡が残る女人禁制の島とされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(...
佐渡

乙和池(新潟県佐渡市)

おとわいけ長福寺で働く女中のおとわは、誤って女人禁制の地に入り込み、池で衣服についた泥を洗った突然池の主である大蛇が現れて嫁になれと迫り、おとわは3日の猶予を貰い寺に戻った3日後、おとわが山に入ると、白馬に乗った貴公子が現れ、馬に乗せて連れ...
奥能登

石仏山(石川県能登町)

いしぼとけやま山中に巨大な岩(磐座)が3つあり、古代祭祀の遺跡とされる現在でも女人禁制の地とされ、霊域として斧などを持ち込むことも禁じられた(禁忌)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.115石川県能登町 柿生
尾張

八百比丘尼の岩(愛知県犬山市)

やおびくにのいわ尾張富士の登山道にある岩女人禁制を犯して八百比丘尼が山に登り、この岩に触れたところ手が離れなくなり、手形がついた(痕が残る石)その後、夢に祭神が現れ山頂に石を積み上げるよう告げたため(夢告)、石上げ祭(祭礼)が始まった『日本...
庄内

▲川上神社(山形県酒田市)

かわかみじんじゃ旅の娘が一夜の宿を求めるが、寝室にいたのは大蛇であった大蛇は川をさかのぼって龍になる途上であったが、人に姿を見られたため、それが出来なくなった大蛇は一夜の宿の礼として水の不便はさせないと約束し、村人は社を建てて祀った(動物報...
北信

比丘尼石(長野県長野市)

びくにいし戸隠神社奥社へ通じる古道にある女人禁制を犯した(禁を犯す)尼僧が石と化した(化身した石)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.46長野県長野市 戸隠