嫁姑

出雲

嫁ヶ島(島根県松江市)

よめがしま姑に苛められた嫁(嫁姑)が凍った宍道湖を逃げ渡ろうとして水死した湖の神がそれを哀れみ、その遺体と共に浮き上がったとされる島『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.21日本伝承大鑑:島根県松江市 袖師町
奥能登

総持寺祖院 大しゃもじ・大すりこぎ(石川県輪島市)

そうじじそいん おおしゃもじ・おおすりこぎ総持寺を信心していた嫁は、姑から豆を植えて育てるよう炒り豆を与えられた(嫁姑)その1粒が成長して大きな豆の木となったため、姑は改心して、2人で大木を総持寺に奉納した寺では大木を使ってしゃもじとすりこ...
外房

雄蛇ヶ池(千葉県東金市)

おじゃがいけ姑から機織が悪いと叱責された嫁が池に入水した(嫁姑)雨の夜になると、池の底から機織の音が聞こえる溜池として造営される以前より蛇神が棲み、身分違いで恋が叶わず身投げした娘が変化したものとされる(変身譚)池を7周半回ると、池の主であ...
外房

広済寺 鬼面(千葉県横芝光町)

こうさいじ きめん鬼来迎(宗教劇)に使われる鬼面で、広済寺が開山した直後に天から降ってきた一方、鬼と遭遇した僧・石屋の噂を聞いてきた運慶(仏師)が、話を元に作ったともこの面を見に来た重臣の妻が、子供が怖がるために、青鬼の面を被ったところ離れ...
下越

とら堤(新潟県村上市)

とらつつみ農業用のため池として作られたとされる池庄屋の息子がとらという娘を嫁にもらったが、姑がさまざまな虐めを繰り返した(嫁姑)耐えかねたとらはついに池に身を投げたが、間もなく姑は気が触れて同じ池に飛び込んで死んだ(因果応報譚)『日本の伝説...
下越

婆池跡(新潟県新潟市秋葉区)

ばばいけあと姑が留守中に嫁が味噌を出そうとすると、桶の上に蛇がとぐろを巻いていた嫁は焼け火箸を蛇の頭に押しつけたところ、同時刻に寺参りをしていた姑の額に焼け火箸の跡ができた(生霊)味噌桶の蛇が姑の邪心であると分かったため(嫁姑)、恥じた姑は...