子女受難

奈良宇陀

東大寺 良弁杉(奈良県奈良市)

とうだいじ ろうべんすぎ近江国で大鷲が幼子をさらい(子女受難)、東大寺の杉の木まで飛んできて羽を休めたそれを見た義淵僧正が幼子を助けたが、その子が成長して良弁僧正(名僧)となった『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.16奈良県奈良市...
奈良宇陀

三作石子詰之旧跡(奈良県奈良市)

さんさくいしこづめのきゅうせき興福寺菩提院大御堂の境内にある三作という子が手習いの紙を食った鹿に筆を投げたところ、当たり所が悪く鹿が死んだ春日大社の神使を殺した罪で、三作は石子詰めの刑でこの場所で生き埋めにされた(子女受難:刑場)『日本の伝...
秩父

九十九神社(埼玉県秩父市)

きゅうじゅうきゅうじんじゃ平将門の敗死後、夫人の桔梗(桔梗の前)以下99名の侍女がこの地まで逃げてきたが、逃れきれず全員が自害した(子女受難)自害した侍女は九十九神社に祀られ、七日七晩その血が流れた川(河川)は大血川と呼ばれた(地名の由来)...
熊谷深谷

金窪神社 雨乞い獅子(埼玉県上里町)

かなくぼじんじゃ あまごいじし金窪城主の娘・満寿姫は、上州の木部氏に嫁いでいたが、両家は神流川の戦い(戦国の戦い)で敵味方となった姫は密かに実家に戻って懐かしい獅子舞(踊り)を見届けると、その足で榛名湖に入水した(子女受難)姫は榛名湖の龍神...
川越飯能

慈光寺 仁王像(埼玉県ときがわ町)

じこうじ におうぞう泣く子に対して母親が「泣くと仁王に食わせるぞ」と脅していたが、ある夕方泣いていた子がいなくなった(子女受難)もしやと思い仁王像のところへ行くと、仁王の口から子の付け紐(衣類)が垂れ下がっていた(罰を与える)怒り狂った母親...
さいたま川口

勝願寺 仁王像(埼玉県鴻巣市登戸)

しょうがんじ におうぞうかつて運慶作の仁王像があったが、その悪鬼のような容貌から人々から怖れられていたたびたび近辺の子供が行方不明となり、ある夜総出で探していると、山門の仁王が口から血を流していた(子女受難:血の怪)子供を食ったものと判断し...
行田春日部

満蔵寺 梅若塚(埼玉県春日部市)

まんぞうじ うめわかづか吉田少将惟房の一子・梅若丸は比叡山で稚児を務めていたが、山を下りた際に人攫いに遭った(子女受難)人買いに売り飛ばされ東国へ連れて行かれる途中で重病となり、隅田川に打ち棄てられ亡くなった我が子を捜し求めた生母は偶然塚の...
行田春日部

寅子石(埼玉県蓮田市)

とらこいし名主の娘・寅子(乙女)は絶世の美女であったため、多くの者が求婚し、思い悩んだ寅子は自害した(子女受難)寅子の遺言に従って、両親は求婚者全員を集めて、盛大に馳走を振る舞った最後になって両親は、皆が食べた膾(料理)は寅子の肉(遺骸)で...
西毛

上杉乳母神社(群馬県藤岡市)

うえすぎうばじんじゃ平井城が落ちる寸前に城主の上杉憲政(名家)は越後へ逃れ、幼い息子の鶴若丸が乳母と共に取り残された乳母らは橋の下に隠れたが、鶴若丸が泣いたため兵に見つかり、共に殺された(落城伝説:子女受難)『日本の伝説27 上州の伝説』(...
北毛

産石(群馬県中之条町)

うぶいし赤子を連れた女巡礼(巡礼六部)がこの地で休んでいると、嵩山から大岩が転がり落ちて下敷きにしてしまったその後赤ん坊の泣き声が岩の下から聞こえてくるため(声の怪:夜泣き石)、供養したところ泣かなくなった『日本の伝説27 上州の伝説』(角...