熊谷深谷金窪神社 雨乞い獅子(埼玉県上里町) かなくぼじんじゃ あまごいじし金窪城主の娘・満寿姫は、上州の木部氏に嫁いでいたが、両家は神流川の戦い(戦国の戦い)で敵味方となった姫は密かに実家に戻って懐かしい獅子舞(踊り)を見届けると、その足で榛名湖に入水した(子女受難)姫は榛名湖の龍神... 2025.10.26熊谷深谷
川越飯能慈光寺 仁王像(埼玉県ときがわ町) じこうじ におうぞう泣く子に対して母親が「泣くと仁王に食わせるぞ」と脅していたが、ある夕方泣いていた子がいなくなった(子女受難)もしやと思い仁王像のところへ行くと、仁王の口から子の付け紐(衣類)が垂れ下がっていた(罰を与える)怒り狂った母親... 2025.10.24川越飯能
さいたま川口勝願寺 仁王像(埼玉県鴻巣市登戸) しょうがんじ におうぞうかつて運慶作の仁王像があったが、その悪鬼のような容貌から人々から怖れられていたたびたび近辺の子供が行方不明となり、ある夜総出で探していると、山門の仁王が口から血を流していた(子女受難:血の怪)子供を食ったものと判断し... 2025.10.20さいたま川口
行田春日部満蔵寺 梅若塚(埼玉県春日部市) まんぞうじ うめわかづか吉田少将惟房の一子・梅若丸は比叡山で稚児を務めていたが、山を下りた際に人攫いに遭った(子女受難)人買いに売り飛ばされ東国へ連れて行かれる途中で重病となり、隅田川に打ち棄てられ亡くなった我が子を捜し求めた生母は偶然塚の... 2025.10.20行田春日部
行田春日部寅子石(埼玉県蓮田市) とらこいし名主の娘・寅子(乙女)は絶世の美女であったため、多くの者が求婚し、思い悩んだ寅子は自害した(子女受難)寅子の遺言に従って、両親は求婚者全員を集めて、盛大に馳走を振る舞った最後になって両親は、皆が食べた膾(料理)は寅子の肉(遺体・ミ... 2025.10.17行田春日部
西毛上杉乳母神社(群馬県藤岡市) うえすぎうばじんじゃ平井城が落ちる寸前に城主の上杉憲政(名家)は越後へ逃れ、幼い息子の鶴若丸が乳母と共に取り残された乳母らは橋の下に隠れたが、鶴若丸が泣いたため兵に見つかり、共に殺された(落城伝説:子女受難)『日本の伝説27 上州の伝説』(... 2025.10.02西毛
北毛産石(群馬県中之条町) うぶいし赤子を連れた女巡礼(巡礼六部)がこの地で休んでいると、嵩山から大岩が転がり落ちて下敷きにしてしまったその後赤ん坊の泣き声が岩の下から聞こえてくるため(声の怪:夜泣き石)、供養したところ泣かなくなった『日本の伝説27 上州の伝説』(角... 2025.09.27北毛
中毛満福寺(群馬県玉村町) まんぷくじ平将門が上野国へ攻め入った時、歓心を買おうと地頭の娘を差し出そうとした(子女受難)娘はこれを嫌って川に身を投げると、その霊が龍に化身して怪光を発したその後、村人が龍の顎の玉(宝物)を川から拾って、寺に納めた玉は二重の箱に収められ、... 2025.09.25中毛
中毛虎姫観音(群馬県前橋市) とらひめかんのん酒井忠清(大名)に召し出されたお虎は、嫉妬から罠にはめられ(嫉妬猜疑)、生きたまま蛇と共に箱に詰められ淵に沈められた(子女受難)沈められる際「城を取り潰し、七代まで祟る」と言い放ったとされる以降毎年利根川(河川)が氾濫し、前... 2025.09.25中毛
石見子落橋(島根県浜田市) こおとしばし和泉式部は九州の父に会いに行く途中の山陰道で、娘を出産する赤子を連れての旅は無理と悟り、道中で娘を棄てたとされる橋(子女受難)棄てた子は後の小式部内侍『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.104島根県浜田市 三隅町... 2025.09.11石見