峡北峡中強清水(山梨県甲府市) こわしみず中道往還(街道)の途中の峠道にある湧水孝行息子(孝子)が毎日父親のために酒を買っていたが、ある日稼ぎが少ないため峠の湧水を持ち帰ったそれを飲んだ父親は諸白の酒と言ったが、息子が飲むとただの水だった(子は清水)『日本の伝説10 甲州... 2025.08.08峡北峡中
佐渡十郎滝(新潟県佐渡市) じゅうろうたき国分十郎季俊は母親の病を治すために、真冬の夜にこの滝に打たれて、病気平癒を祈願した母親の病が治ったことから十郎は褒美を貰い(孝子)、その名が滝についた(地名の由来)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.43新潟県佐渡市 ... 2025.07.28佐渡
河内久親恩寺 親乞薬師(大阪府枚方市) くしんおんじ おやこいやくし楠木正儀の家臣・篠崎六左衛門(南北朝の武将)は、妻子を残して僧(樟葉道心)となって全国を行脚した8年後、郷里に立ち寄った道心は、妻の骨拾いをする2人の子と出会い、素性を隠して回向をおこなった(子女受難)その後、9... 2025.07.12河内
河内潮音寺 衣縫孝女の墓(大阪府藤井寺市) ちょうおんじ きぬぬいこうじょのはか衣縫造金継の娘は、父母の墓守として一生嫁ぐことがなく、孝女(孝子)として顕彰された衣縫塚古墳(允恭天皇陵陪塚)の上にあった衣縫孝女碑(顕彰碑)も墓所に移設されている『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)... 2025.07.09河内
和泉橘逸勢父娘の墓(大阪府岬町) たちばなのはやなりおやこのはか罪を得て客死した橘逸勢の遺骸を娘が貰い受け、故郷に葬った娘は父の墓所のそばに庵を建てて生涯供養した(親子の情愛)逸勢の墓と共に、孝子橘氏墓がある『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.63大阪府岬町 孝子 2025.07.09和泉
東三河正林寺 千体骨地蔵(愛知県豊橋市) しょうりんじ せんたいぼねじぞう平家方の大将・原田種直(源平の武将)は筑前国芦屋の戦いで捕らえられ、鎌倉に幽閉された種直の末子・花若丸は、父の戦った芦屋の浜で戦死者の骨を拾い集め、千体の地蔵を造り上げた鎌倉に赴いた花若丸はやがて源頼朝と対面... 2025.05.14東三河
外房おせんころがし(千葉県勝浦市) おせんころがし強欲な領主が年貢率を上げたため領民がこれを襲い断崖に投げ落としたが、領主の娘が身代わりになっていた(孝子)領主の求愛を拒んだ娘に代わって父親を簀巻きにして断崖から投げ落としたが、娘がすり替わっていた(子女受難)継母が継子に断崖... 2025.04.27外房
北総▲子者清水(千葉県栄町) こはしみず岩屋古墳の崖下の民家にある湧水自分の稼ぎで父親に酒を飲ませていた息子(孝子)が、ある時稼ぎが少なかったため、近所の水を汲んで飲ませた水を飲んだ父親は「旨い酒だ」と言って喜んだが、息子が飲むとただの水であった(子は清水)『日本の伝説... 2025.04.24北総
大分別府八幡朝見神社 萬太郎清水(大分県別府市) はちまんあさみじんじゃ まんたろうしみず八幡朝見神社境内にある湧水孝行息子(孝子)の萬太郎が、不治の病にかかった父(祖父)に汲んできた水を飲ませると全快した(病気平癒)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.19大分県別府市 朝見 2025.03.14大分別府
大分別府首なし身代わり地蔵(大分県大分市) くびなしみがわりじぞう孝行息子(孝子)が、母親のために瓜を盗んでいたが、持ち主に見つかって斬られたしかし地蔵が身代わりとなって、首を斬られた状態で見つかったことから、信心されるようになった(身代わりの神仏)後日、噂を聞いた細川藩の侍が首だけ... 2025.03.14大分別府