安産

奈良宇陀

姫石明神(奈良県御杖村)

ひめしみょうじん女性が横になった尻の形をした石(願掛けの石:生殖器崇拝)があり、倭姫命が婦人の病気(下の病)平癒の祈願をしたまた縁結びや安産の御利益があるとされる敷津七不思議の一つ『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.93奈良県御杖...
磯城高市

聖林寺 子安延命地蔵(奈良県桜井市)

しょうりんじ こやすえんめいじぞう享保の頃、文春という僧侶が女人安産の大願成就のために浄財を集め丈六の地蔵を造立した造立の際、文春の夢に地蔵菩薩が現れ、但馬の石工3名に依頼するよう夢告した同じく石工たちも地蔵菩薩の夢告を受け、奈良へ向かう途...
奈良宇陀

帯解寺(奈良県奈良市)

おびとけでら文徳天皇の后・染殿皇后が懐妊したが、臨月になっても子が生まれず難儀した奈良の南にある寺の地蔵に帯(衣類)を巻き付け、その帯を皇后の身体に巻いて解くと安産になると夢告があったそれに従って皇后は無事安産となり、現在も多くの参拝がある...
川越飯能

妙典寺 子安池(埼玉県和光市)

みょうてんじ こやすいけ日蓮が佐渡へ流罪となる途上、領主(地方豪族)の隅田時光の妻が難産であるため祈祷を依頼された懐中から取り出した楊枝で地面を掘ると水が湧き出て、それを飲ませると安産となって子が生まれたその後楊枝は根付いて成長して柳の木と...
さいたま川口

三ツ木神社(埼玉県鴻巣市)

みつぎじんじゃ織田信長の比叡山焼き討ち(法難)から逃れた上人が山王権現を奉じてこの地の塚に小祠を建てて祀った(創建伝説)神使である猿の像に赤い粉を塗って祈願すると、その部分が良くなるとされる(特有の願掛け)この像は女猿とされ、特に婦人病(下...
西毛

永泉寺 幽霊石(群馬県高崎市)

えいせんじ ゆうれいいし金井淡路守秀景(戦国武将)が妻を葬る際、地中より出てきた、人間の形をした自然石(奇岩怪石)幾度も石を移し替えたが、翌日には戻ってくるため(動く石)、元の場所に安置した現在は安産・子育ての地蔵として祀られる『日本の伝説...
北毛

▲産護石(群馬県沼田市)

さんごいし安倍貞任の一族が戦に敗れて落ち延びる途中(落人)、この巨石の陰で無事出産した安産の効験があるとされる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.55群馬県沼田市 新町
鹿児島霧島

石體神社(鹿児島県霧島市)

しゃくたいじんじゃ大隅国一之宮鹿児島神宮の摂社鹿児島神宮の元宮に当たる地にあり、彦火火出見尊の宮跡とされる安産の神とされ、境内にある丸石を持ち帰り、無事子が生まれると丸石1つを添えて返す(特有の願掛け)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川...
大隅

檍神社 小戸池(鹿児島県曽於市)

あおきじんじゃ おどのいけ伊弉諾神が黄泉国から戻って禊ぎをおこなった池とされるこの池の水を妊婦が飲むと安産になる社殿奥に安産子育地蔵(おっぱい地蔵)がある『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.31鹿児島県曽於市 末吉町南ノ郷
峡北峡中

地蔵ヶ岳 賽の河原(山梨県韮崎市)

じぞうがたけ さいのかわら別名・地蔵岳奈良法皇(孝謙天皇)がこの山に登り、安産祈願のため地蔵を安置した(地名の由来)山頂近くの賽の河原と呼ばれる砂地があり、早朝子供の足跡(手形足形)がたくさん付いている(死者の怪)この一帯にある地蔵を持ち帰...