安産

加賀

木滑神社 仏御前の安産石(石川県白山市)

きなめりじんじゃ ほとけごぜんのあんざんいし平清盛の寵愛を受けた仏御前が出産のため、故郷の原村へ向かう途中、この地で子を死産した出産の時にこの石に寄りかかったとされ、触れると安産のご利益がある『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)...
備後

阿伏兎観音(広島県福山市)

あぶとかんのん正式名称は磐台寺花山院が納めた石像の観音(仏像)は一時行方知れずとなったが、漁夫の見た夢のお告げで沖合から発見された(夢告)安産・子育てのご利益があり、乳房の形をした絵馬が奉納される『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p...
広島廿日市

宮島さん石(広島県広島市安芸区)

みやじまさんいし川の中の巨石であったが河川工事で破壊され、工事関係者に変事(祟る物)があったために破片だけが残された出雲から戻ってきた市杵島姫命(宗像三女神)がこの地で急に産気付き、この石の上で伏した(腰掛け石)安産の神として祀られている『...
備北芸北

亀尾山神社(広島県安芸高田市)

かめのおやまじんじゃ別名・降子(おろしこ)大明神出雲からの帰り道にこの地で市杵島姫(宗像三女神)が産気づいたところ、6本指の産婆に助けられて安産したとされる『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.51広島県安芸高田市 高宮町川根
広島廿日市

福蔵寺(広島県広島市西区)

ふくぞうじ本尊は“帯孕み地蔵”と呼ばれ、安産のご利益がある境内に、沖で難破して死んだ源範頼の五輪塔がある『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.36広島県広島市西区 古江上
尾張

一之御前安産水(愛知県豊明市)

いちのごぜんあんざんすい一之御前社の境内にある霊泉(湧水)沓掛城主・近藤伊賀の娘が女官となり、後奈良天皇に仕えて懐妊、郷里へ帰る途中でこの水を飲んで安産となった『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.44愛知県豊明市 沓掛町一之御前
尾張

妻神社(愛知県瀬戸市)

さいのかみしゃ美男美女の兄妹があったが、お互い兄妹に似た美男美女の伴侶を求めて別方向に旅立ったやがて各々理想の相手を見つけたが、実は兄妹本人同士であったため、故郷に戻って二人して自害した()やの神として名高い『日本の伝説7 愛知の伝説』(角...
内房

飯香岡八幡宮 夫婦銀杏(千葉県市原市)

いいがおかはちまんぐう めおといちょう八幡宮勧請の際に、勅使の桜町中納言季満(公家)が記念に植樹した銀杏の木途中で二股に分かれているため夫婦とされ、安産・子育てのご利益がある『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.54千葉県市原市 八幡
中越

裸石大明神(新潟県柏崎市)

らせきだいみょうじん諏訪神社の境内社男根の形をした石神が鎮座し、安産や縁結びの神として信仰されている(生殖器崇拝)『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.41新潟県柏崎市 番神
高松坂出

豊玉姫神社(香川県高松市)

とよたまひめじんじゃ豊玉姫が彦火火出見尊と結ばれ、鵜葺草葺不合命を産んだ場所とされる島豊玉姫が余生を過ごした地が、現在の神社のある土地とされる安産のご利益があり、奉納された子安貝(神具)で御神酒をいただくと安産になるとされる(特有の願掛け)...