郡内

竜ヶ岳(山梨県富士河口湖町)

りゅうがだけ本栖湖の南にそびえる山富士山噴火で溶岩が流れ出たため、本栖湖の底に棲んでいた龍が熱さを避けようと登ったとされる(地名の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.30山梨県富士河口湖町 本栖
佐渡

影の神(新潟県佐渡市)

かげのかみ佐渡の霊峰である金北山の祠の影を、日の出(太陽)と共に映し出す巨岩として名が付いた(地名の由来)神様がこの集落に住む娘を好きになり、使いの牛をやって嫁に来るよう頼んだ娘は承知せず、返事がもらえない牛は帰れず、そのまま石となってしま...
佐渡

ドンデン山(新潟県佐渡市)

どんでんさん正式名・タダラ峰ある女が渓谷を遡って蕨を採っていたが、夢中になりすぎてこの山まで来てしまった山の池の近くに、赤い肌をした大入道が焼けた鉄をドンデンと槌で打っていた慌てて逃げたが、その後しばらく床に臥せってしまった『日本の伝説9 ...
佐渡

塗笠山(新潟県佐渡市)

ぬりかさやま神(天人)が雲の上から降り立ちこの地で遊んだが、その帰りに笠(雨具)を置き忘れたものが山となった(地形の由来)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.81新潟県佐渡市 達者
佐渡

経塚山(新潟県佐渡市)

きょうづかさん順徳上皇の死後、供奉してきた池清範(廷臣)が山頂で経(経典)を燃やし、その灰を埋めて塚を建てた山頂近くの祠にある地蔵は虫歯(歯痛)によく効くとされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.44新潟県佐渡市 竹田
佐渡

道遊の割戸(新潟県佐渡市)

どうゆうのわりと佐渡金山(鉱山)最大の露天掘り跡鉱石を掘り取った結果、山が2つに割れてしまった(珍事:地形の由来)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.57新潟県佐渡市 相川銀山町
奥能登

山伏山(石川県珠洲市)

やまぶしやま源義経の家来・常陸坊海尊が一行と別れてここに隠れ住んで仙人となり、時折山伏(行者山伏)の姿で現れるとされる日野資朝(公家)の息子・阿新丸が佐渡で親の仇を討って逃げる途中、須須神社の祭神が山伏姿となってこれを助けた(神仏の加護)山...
奥能登

石仏山(石川県能登町)

いしぼとけやま山中に巨大な岩(磐座)が3つあり、古代祭祀の遺跡とされる現在でも女人禁制の地とされ、霊域として斧などを持ち込むことも禁じられた(禁忌)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.115石川県能登町 柿生
能登南

唐戸山(石川県羽咋市)

からとやま石撞別命の陵墓を造るために、土を掘り取った山の跡地命の命日に相撲が奉納される(祭礼)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.81石川県羽咋市 南中央町
加賀

大聖寺城址(石川県加賀市)

だいしょうじじょうし関ヶ原の戦いの時に、大聖寺城主の山口玄蕃(大名)は西軍に属し、東軍の前田利長によって討ち果たされたその後前田家の藩士が城跡の錦城山に登ると、かんざしを挿した蛇やお歯黒をつけた蛇に襲われた(落城伝説:祟り)これらの蛇は山口...