飛騨

翠ヶ池(岐阜県白川村)

みどりがいけ普光院という山伏(行者山伏)が白山に登り、翠ヶ池に手を入れると涼しく、水から出すと火傷をしたように熱く感じたそれを繰り返すうちに全身を水につけないと熱さに我慢出来なくなり、そのまま溺死したこの山伏は乱暴で親不孝であったとされ、そ...
加賀

千蛇ヶ池(石川県白山市)

せんじゃがいけ白山の山頂には3000匹の大蛇がいたが、泰澄がそのうちの1000匹を山頂の池に閉じ込めたさらにその上から万年雪で蓋をして二度と出られないようにした(化け物封印)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.41石川県白山...
金沢

戸室山(石川県金沢市)

とむろやま泰澄(または臥行者:仙人)がこの山から海に向かって鉢を飛ばして喜捨を求めていたある時拒絶した船があり、その船から米俵を始め櫓(船装備)まで根こそぎ鉢と同じようにこの山まで飛ばした(飛鉢伝説)米俵が落ちた場所を俵町、櫓が飛んできた山...
備北芸北

猫山(広島県庄原市)

ねこやま山の形が、猫の寝姿に似ていることから名がついた(地名の由来)山中に化け猫がいて、人を襲うとされる山中で怪異に遭った猟師が鉄砲(鉄砲火薬)を撃ち、血の跡を追って人に化けていた猫を仕留めた(化け物退治)『日本の伝説21 広島の伝説』(角...
備北芸北

千引岩(広島県庄原市)

ちびきいわ比婆山の山腹にある巨石黄泉国から逃げ帰った伊弉諾神が、現世と決して行き来出来ないよう置いた(封印の石)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.115広島県庄原市 西城町油木
備北芸北

今櫛山(広島県庄原市)

いまぐしやま大富山城主の姫君は、花見の折に出会った若者と恋仲となったが(異類婚姻譚)、ある城主の許へ嫁いだ実家に戻りまた城へ帰る途中、朝日山にある弁財天を詣でたいと言いだし、姫は隙を見て社のそばの池に飛び込んだ飛び込んだ姫はそのまま蛇体とな...
備北芸北

熊野神社(広島県庄原市)

くまのじんじゃ伊弉冉神を主祭神とする神社比婆山の山頂にある伊弉冉神の陵墓遙拝所として建立『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.114広島県庄原市 西城町熊野
備北芸北

比婆山御陵(広島県庄原市)

ひばやまごりょう比婆山の山頂部分一帯を指す『古事記』によると伊弉冉神を葬った地とされ、陵墓とされる(黄泉国)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.114広島県庄原市 西城町油木
備北芸北

女亀山(広島県三次市)

めんがめやま賀茂別雷命の母である玉依姫命が山頂に降臨したかつて山頂に池があって霊亀が棲んでおり、雨乞い祈願がおこなわれていた(雨乞い伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.107広島県三次市 作木町岡三渕
備北芸北

▲米噛岩(広島県三次市)

こめかみいわ重宗山の8合目にある納めていた米千俵(食品食材)が一夜でなくなったため、この巨石が食べてしまったとされた(怪の棲む石)南無妙法蓮華経の文字が刻まれている(字彫りの石)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.105広島県三次...