峡東大菩薩峠(山梨県甲州市) だいぼさつとうげ新羅三郎義光(源氏)が奥州に攻め入る時、この峠を越えようとして道に迷った一人の木樵(杣人)が頂上まで道案内して消えると、眼下に八流の白旗があり、八幡神の化身であることを悟ったその時義光が「南無八幡大菩薩」と唱えたことから名が... 2025.08.05峡東
郡内雛鶴神社(山梨県上野原市) ひなづるじんじゃ鎌倉で暗殺された護良親王の首級を持ってこの地まで逃れてきた、愛妾(側室)の雛鶴姫(南の方:女官)を祀る峠越えで産気付いた姫は皇子を出産するが、母子共々亡くなり、埋葬された(子女受難)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)... 2025.08.04郡内
北摂名月姫の墓(大阪府能勢町) めいげつひめのはか能勢家包(地方豪族)の妻の名月姫(貞女)は美貌の持ち主で、それを聞いた平清盛は姫を差し出すよう命じた清盛が父と夫を脅したためついに姫は京へ行くことを承諾したが、途中で籠の中で自害して果てた(子女受難)墓所は姫が自害した峠に... 2025.07.13北摂
生駒葛城十三塚(奈良県平群町) じゅうさんづか大和から河内に抜ける街道の途中にある十三峠にある塚一番大きい塚が神武天皇の后・五十鈴媛命の陵墓とされる『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.90奈良県平群町 福貴畑 2025.07.11生駒葛城
河内水呑地蔵尊(大阪府八尾市) みずのみじぞうそん大和から河内に抜ける街道筋、十三峠近くにある地蔵急坂にあえぐ行人のために空海が祈念して湧き出た湧水がある湧水は脚気などの病気に御利益があるとされる(手足の平癒)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.89大阪府八尾市 ... 2025.07.09河内
備北芸北王居峠神社(広島県庄原市) おいだわじんじゃ隠岐に配流される途中[後鳥羽上皇が行在所とした場所に建てられた神社峠の名前は後鳥羽上皇に由来する(地名の由来)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.113広島県庄原市 高野町上湯川 2025.05.27備北芸北
備後若菜峠(広島県世羅町) わかなとうげ尾道のある商家(商人)の娘が、店の手代と恋仲となったため、親が手代を故郷の田打に帰した娘は毎夜家を抜け出して田打にある峠まで行くと、そこにある3つの池に入って大蛇に化身して夜を明かした(変身譚)後を追って蛇体を目撃した父親は、元... 2025.05.26備後
備北芸北上根峠(広島県安芸高田市) かみねとうげ出雲から来た若い男神が、この峠で一人の女神と出会って一緒に暮らし始めたある時女神は井戸にかんざしを落とし、それを拾おうとして自分もはまり、そのまま大蛇となった(変身譚)それを見た男神は逃げ出したが大蛇に腰の剣(刀剣)を奪われ、大... 2025.05.24備北芸北
東三河望月様(愛知県東栄町) もちづきさま長篠の戦いに敗れた武田方の望月右近太夫(戦国武将)は落人狩りに遭って自害した死の間際に、信濃の風が通る峠に葬って欲しいと頼むが、遺骸は放置されたその後、落人狩りに加わった集落に疫病が流行ったため、祟りを怖れて峠(望月峠)に祠を建... 2025.05.14東三河
尾張内津峠(愛知県春日井市) うつつとうげこの峠で、東征から戻る日本武尊が、東征副将の建稲種命(宮簀媛の兄)の訃報を聞いたこの時「現実(うつつ)か」と尋ねたのが地名の由来となる建稲種命は近くの内々神社の祭神として祀られた『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.23愛... 2025.05.09尾張