西讃

法師越峠(香川県まんのう町)

ほしごえとうげ峠には西行ゆかりの石仏があるこの近くで西行は野糞をしたが、萩の枝で糞がはねたため、それを和歌にした(糞尿譚)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.82香川県まんのう町 炭所東
西讃

首切峠(香川県まんのう町)

くびきりとうげ造田備中守(戦国武将)が長宗我部軍に敗れ、多くの将兵がこの地で斬首された(刑場)とされる峠(地名の由来)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.81香川県まんのう町 造田
庄内

鬼坂峠(山形県鶴岡市)

おにさかとうげ源義家が後三年の役の時に、峠の地蔵に戦勝祈願をした安倍氏に加勢するために越後から来た黒鳥兵衛(鬼)は、地蔵に足止めされてしまった兵衛は地蔵に勝負を挑むが、石投げ・相撲共に敗れ、この地から引き返したあるいは、この地に棲み着いた鬼...
最上

主寝坂峠(山形県真室川町)

しゅねざかとうげ秋田のとある姫(江戸初期の矢島藩とも戦国時代の城主とも)と若い家臣が連れだって出羽に向かった途中の峠で一夜を明かすことになったところ、この場で関係を持ってしまった(地名の由来)行為を恥じた家臣は切腹し、姫は仏門に入ったとされ...
最上

猿羽根山地蔵(山形県舟形町)

さばねやまじぞう日本三大地蔵の一つとされる難所である峠に篤信家が地蔵と薬師の2体の木像を置いたが、盗まれてしまった村人が金を出し合って石像の地蔵を新たに峠に置いたところ、大いに栄えるようになった『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.7...
白石角田

笹谷峠(宮城県川崎町/山形県山形市)

ささやとうげ山形県と宮城県の県境の峠千歳山の松の木を名取川へ運ぶ際、阿古耶姫(伝承の女性)が名取太郎(松の精霊)に慰めの言葉をささやき続けた“ささやき峠”から笹谷峠と転訛した(地名の由来) 有耶無耶の関所があったとされる『日本の伝説4 出羽...
村山

笹谷峠(山形県山形市/宮城県川崎町)

ささやとうげ山形県と宮城県の県境の峠千歳山の松の木を名取川へ運ぶ際、阿古耶姫(伝承の女性)が名取太郎(松の精霊)に慰めの言葉をささやき続けた“ささやき峠”から笹谷峠と転訛した(地名の由来)有耶無耶の関所があったとされる『日本の伝説4 出羽の...
下越

大里峠(新潟県関川村/山形県小国町)

おおりとうげ狩人の忠蔵は大蛇を仕留めて、その肉を味噌漬けにしていたが、妻のおりのがそれを食べ尽くして大蛇となった(変身譚)大蛇となったおりのは大里峠に棲み着いたが、ある時琵琶法師の音曲に誘われ、里を大沼に変える秘密を告げる琵琶法師はその秘密...
置賜

大里峠(山形県小国町/新潟県関川村)

おおりとうげ狩人の忠蔵は大蛇を仕留めて、その肉を味噌漬けにしていたが、妻のおりのがそれを食べ尽くして大蛇となった(変身譚)大蛇となったおりのは大里峠に棲み着いたが、ある時琵琶法師の音曲に誘われ、里を大沼に変える秘密を告げる琵琶法師はその秘密...
中信

▲商人石(長野県松本市)

あきんどいし?峠道にある、こぶし大の石が積み重なったもの松本の商人が追い剥ぎに殺され、そのまま石になったと言われる(化身した石)松本の物価を予言し、上がると山のように高くなり、安くなると崩れて道をふさぐこともあるという(目安の石)『日本の伝...