西毛ひともっこ山(群馬県高崎市) ひともっこやま上野と駿河の天狗(巨人)が、どちらが一夜で高い山を造れるかを争った(一夜作り伝説)上野の天狗は榛名湖となる場所を掘って榛名富士を造ったが、途中で一番鶏が鳴いてしまった最後に運び上げた土がこぼれ落ち、榛名富士の隣に小さな小山が出... 2025.10.01西毛
北毛八束脛神社(群馬県みなかみ町) やつかはぎじんじゃ八束脛という巨人が石尊山中の洞穴に棲み、夜な夜な山を下りて村を荒らしていた村人が後をつけ、洞穴を上り下りする藤蔓を伐って下りられないようにした数年後八束脛は白骨となっており、それを祀る祠を建てた(創建伝説)八束脛は、奥州安... 2025.09.26北毛
北毛愛宕山(群馬県川場村) あたごやま昔ここに住んでいた巨大な鬼(巨人)が武尊山からやって来て、途中で金棒(武具)で地面を突いたところ、金棒に付いた土が落ちて出来た山『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.59群馬県川場村 谷地 2025.09.26北毛
東毛丸山(群馬県太田市) まるやま標高114mの小独立丘ダイダラボッチ(巨人)が吸った煙管の灰(煙草)を落としてできた山とされる新潟の米山薬師を山頂に勧請したことから“米山”の別名もある『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.21群馬県太田市 丸山町 2025.09.23東毛
石見野山岳(島根県浜田市) のやまだけ素戔嗚尊の家臣と名乗る大山祇命という巨人が糞をしたものが山となった(一夜作り伝説:糞尿譚)この伝説により、別名・大糞山(おおぐそやま)と呼ばれるそのため肥料をやらなくとも作物がよく育つとされる(作物の俗信:実際は玄武岩が土となって... 2025.09.11石見
石見高島・鹿島・大島(島根県益田市/浜田市) たかしま・かしま・おおしま素戔嗚尊の家来で、大山祇命と名乗る巨人が、左足・右足・爪先の泥をそれぞれ跳ね上げて出来た島とされる『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.100島根県益田市 土田町(高島)島根県浜田市 三隅町西河内(鹿... 2025.09.11石見
南薩大山祇神社(鹿児島県南さつま市大浦町) おおやまづみじんじゃ祭礼の時に巨大な草鞋(履物)を作って奉納する慣わしがある(慣習の由来)平家の落人がこれを作り、巨人が棲んでいると思わせて源氏の追っ手を追い払った『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.108鹿児島県南さつま市 大... 2025.08.28南薩
北薩岩どんの岩(鹿児島県薩摩川内市) いわどんのいわ“岩どん”は山に棲む巨人で、特に悪いこともせず、村人に米を買うよう頼むなどして暮らしていたこの巨人が米を受け取る場所とした岩で、ここに腰掛けていたという(腰掛け石)道路を造るために何度も谷底に落としたが、翌日には元に戻っている... 2025.08.27北薩
大隅岩川八幡神社(鹿児島県曽於市) いわがわはちまんじんじゃ11月におこなわれる祭礼では、武人の姿をした巨人の“弥五郎どん”が町を練り回る弥五郎どんは、山之口が長男、大隅(曽於)が次男、日南が三男とされ、熊襲(隼人熊襲)の末裔とも武内宿禰であるともされる。『日本の伝説11 鹿... 2025.08.24大隅
峡南蹴裂神社(山梨県市川三郷町) けさきじんじゃ桜峠で木花咲耶姫命の侍女が舞を舞っていると、巨人がやって来て一人の袖をむしり取った命が叱り、良いことをなせと命じたところ、山を蹴破って湖水の水を富士川に流して甲府盆地を造った(地形の由来)その後その巨人は神として祀られた(蹴裂... 2025.08.12峡南