巨石

中毛

お艶ヶ岩(群馬県前橋市)

おえんがいわかつては利根川の中にあった巨石総社城主・秋元長朝(大名)の侍女が無実の罪で蛇責めで処刑されたが、この岩の上に立って白粉(化粧品)を塗り無実を訴えた大阪の陣後、淀君がお艶と名を変えて秋元長朝に匿われていたが、世を儚んで入水した(生...
北毛

▲王城山 御籠岩(群馬県長野原町)

おうじょうさん おこもりいわ王城山の9合目にある、長さ数十mの岩壁状となっている巨石東征の折に日本武尊の軍勢がこの巨石の岩陰に駐屯したとされる(岩陰は現存せず)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.82群馬県長野原町 林
北毛

堂岩(群馬県長野原町)

どういわ山の中腹にある、お堂のように突き出した巨石で、天狗が棲むとされる王城山神社の神主・浦野家では、饗応の用があると天狗を召し出して膳椀を用意させていた(椀貸伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.81群馬県長野原町 横壁
北毛

かぶと岩・鎧橋(群馬県沼田市)

かぶといわ・よろいばし奥州へ逃れる源義経がこの地で休憩し、川中にある巨石に兜を脱いで汗を洗い流したかぶと岩のそばにある橋は、その故事にちなんで鎧橋と名付けられた『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.68群馬県沼田市 利根町平川
北毛

▲三騎石(群馬県沼田市)

さんきいし奥州へ落ち延びる源義経主従の3騎が数坂峠に差し掛かった時、追っ手が迫ってきた義経らは峠にあった巨石の下に身を隠して難を逃れた『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.57群馬県沼田市 白沢町生枝
北毛

▲産護石(群馬県沼田市)

さんごいし安倍貞任の一族が戦に敗れて落ち延びる途中(落人)、この巨石の陰で無事出産した安産の効験があるとされる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.55群馬県沼田市 新町
中毛

岩神の飛石(群馬県前橋市)

いわがみのとびいし赤城山の噴火の際に流れてきた、高さ10m、周囲60mの巨石石工がこの石を割ろうとノミを当てたが、その場所から血が流れだし(血の出る石)、石工は急死した(祟り)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.42日本伝承大鑑:...
東毛

坂東太郎岩(群馬県みどり市)

ばんどうたろういわ渡良瀬川上流にある、高さ10m幅20mの巨石人間に姿を変えて(変化する石)伊勢参をした日光東照宮の石材にしようと杭を打つと血を噴き出したため、そのまま放置した(血の出る石)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.41...
中毛

硯石(群馬県渋川市)

すずりいし街道沿いにある、上部に凹みのある巨石親鸞がここを通りがかった折に一首思いつき、この石に溜まった水で墨(文具)を摺った『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.36群馬県渋川市 北橘町赤城山
東毛

白瀧神社 降臨石(群馬県桐生市)

しらたきじんじゃ こうりんせき七夕の日に天から降ってきたとされる巨石石にある小穴に耳を当てると、中から機織の音がする不心得者が土足で石に登ったため(不浄)、音が聞こえなくなった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.12日本伝承大鑑:...