幽霊

最上

お化け石(山形県真室川町)

おばけいし別名「十字石」かつて銀山から逃げる途中で斬られたキリシタンの女がいたその後、村の祭りで剣舞を舞っていた若者が突然発狂したが(憑依)、その時見知らぬ女が見物人の中にいた庄屋が後を追って斬りつけると女は消え(幽霊)、若者は石の前で正気...
最上

沼田城(山形県新庄市)

ぬまたじょう湿地帯に造られた城のため難工事となり、13才の娘を黒い牛に乗せて人柱とするよう進言を受けて実行した本丸近くの池に少女の幽霊が現れ「水が欲しい、喉が焼ける」と言って泣き叫び、侍たちが恐れをなした『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書...
北信

大秋山村跡(長野県栄村)

おおあきやまむらあと平家の落人が秋山郷で最初に住んだ村天明の飢饉の折に村が全滅した全滅後、ある僧が日暮れ時に村跡を通りがかると、後から誰かがつけてくる足音がした(音の怪)屋敷集落へ辿り着くと、経文を書き、再度村跡を訪れて差し出すと、手(幽霊...
中頭

御茶多理真五郎墓(沖縄県西原町)

うちゃたいまぐらーぬばか歌好きで、相撲を取らせると沖縄一と言われた五郎という若者がいた五郎を御茶多理墓地に埋葬したが、夜な夜な幽霊となって現れ、相撲の喊声や歌や三線の音が鳴り続けた(音の怪)五郎の霊は御茶多理真五郎と呼ばれ、供物が腐るように...
島尻

十貫瀬の七つ墓(沖縄県那覇市)

じっかんじのななちばーかー近所のお菓子屋に飴を買いに来る女がいたが、代金が紙銭になっていた不審に思って女の後をつけると墓で消えた(幽霊)ので、中を見ると赤ん坊が飴をしゃぶっていた(飴買い幽霊)『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.16...
洛中

行願寺 幽霊絵馬(京都市中京区)

ぎょうがんじ ゆうれいえま革堂行願寺に収められている(8月20~23日公開)失踪したと雇い主から連絡を受けたお文の両親が革堂にお籠もりした夜に、お文の幽霊が現れるお文は主人に殺された旨を語り、証拠の手鏡を渡したお文の幽霊の姿を描き、証拠の鏡...
洛中

報恩寺 撞かずの鐘(京都市上京区)

ほうおんじ つかずのかね報恩寺にある鐘仲の悪い丁稚と織子(職人)が、報恩寺の鐘の回数で言い争いをした。丁稚は寺男にその日だけ回数を変更してもらい、負けた織子は自殺した鐘を撞くと織子の幽霊が現れるようになり、鐘は撞かれなくなった(禁忌)『日本...
洛中

方広寺 梵鐘(京都市東山区)

ほうこうじ ぼんしょう【国家安康 君臣豊楽】の銘が大坂の陣の原因となる鐘の内部に白い斑点が見られ、それが淀君の幽霊と言われる『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.30京都市東山区 正面通大和大路東入茶屋町
洛中

幽霊子育飴(京都市東山区)

ゆうれいこそだてあめ毎日飴を買いに来る女の後をつけると、鳥辺野で消えた死んだ母親が幽霊となって、生まれた赤子のために飴(食物)を買っていた墓から見つかった赤子は高徳の僧となった(飴買い幽霊:怪談)「六道参り」の日のみ売られていたが、今は常設...