後醍醐天皇

吉野

賀名生皇居跡(奈良県五條市)

あのうこうきょあと京都を脱出した後醍醐天皇が吉野へ赴く前に滞在した、郷士(名士)・堀孫太郎信増の邸宅吉野を襲撃された後村上天皇が行宮とし、この間に正平の一統がなされたその後長慶天皇もこの地を行宮とした(行宮跡)『日本の伝説13 奈良の伝説』...
奈良宇陀

香酔峠(奈良県奈良市)

こうずいとうげ天武天皇が東征の折、この地で軍馬を休め、清瀧で疲れを癒やした笠置から吉野へ逃げる途中の後醍醐天皇一行が芳香に気付いて、この峠で休息したこの香りは、周辺に自生するスズラン(草本)によるものとされる(地名の由来)『日本の伝説13 ...
奈良宇陀

園生姫の碑(奈良県奈良市)

そのおひめのひ笠置城が落ちた時、後醍醐天皇の愛妾(側室:女官)・園生姫が裸でこの地まで逃げ落ちた(落城伝説)姫は永住し、紅の原料となる烏梅生産のため梅の木を植林することに尽力し、月ヶ瀬梅林の始まりとなった(起源伝説)『日本の伝説13 奈良の...
石見

三隅神社(島根県浜田市)

みすみじんじゃ南北朝の武将・三隅兼連を祀る隠岐から脱出した後醍醐天皇に加勢したが京での戦いで戦死、明治時代になって忠臣として脚光を浴び、昭和12年(1937年)に創建『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.101島根県浜田市 三...
東三河

川宇連神社(愛知県豊根村)

かわうれじんじゃ後醍醐天皇の孫にあたる尹良親王(後南朝)がこの地に滞在したと伝えられ、祭神となっている境内にあるハナノキ(木本)は、親王が使った箸が根付いたものである『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.231愛知県豊根村 坂宇場御所...
海部知多

帝井(愛知県南知多町)

みかどい後醍醐天皇の皇子・義良親王が嵐で島に漂着した。その時、島民が親王のために真水の出る井戸を掘ったもの『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.47愛知県南知多町 篠島
上越

水保観音堂 日野資朝の墓(新潟県糸魚川市)

みずほかんのんどう ひのすけとものはか水保観音堂の本堂横にある墓所後醍醐天皇の謀議に加わり佐渡に流された日野資朝(公家)の子の阿新丸が、佐渡へ父を追って訪ねた佐渡国司・本間入道は、面倒事と資朝を殺し、遺骨だけを阿新丸に渡した阿新丸は親の仇と...
高松坂出

糸より神社(香川県高松市)

いとよりじんじゃ平家の落人(あるいは後醍醐天皇の内親王)であった姫君がこの地に流れ着いた生活のため頭にタライ(桶樽)を乗せて魚を売りに出たところよく売れたので、多くの女性が真似をした高松の魚行商である「いただきさん」(商人)の発祥とされ、神...