怪光

中毛

安楽寺 不動堂(群馬県前橋市)

あんらくじ ふどうどう武田勝頼が攻め込んできてお堂が焼かれたが、その灰が捨てられた橋では落馬する者が続出した(罰を与える)橋の近くで怪光が現れ、見ると川岸に不動明王像(仏像)があったため、再びこれを祀った『日本の伝説27 上州の伝説』(角川...
東毛

安勝寺 光明真言金亀宝篋印塔(群馬県板倉町)

あんしょうじ こんこうしんごんきんきほうきょういんとう漁夫が沼に光るもの(怪光)を見つけ、引き上げると石の亀(石像)であった宝暦7年(1757年)の洪水の時に、再び石亀が光り輝き動き出したため(動く絵や像)、宝篋印塔を上に乗せ動かなくした『...
東毛

長泉寺 薬師堂(群馬県太田市)

ちょうせんじ やくしどう近くの池から怪光が発せられるのを見た慈覚大師円仁が、村人に池を浚わせた池の中から仏像の首が見つかったため、円仁が枯木で胴体を彫って開眼供養した(創建伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.22群馬県太田市...
出雲

霊光寺 立久恵薬師(島根県出雲市)

れいこうじ たちくえやくし夜ごと崖下の淵で怪光が見られたため、巡錫中の浮窓律師(僧侶)が下りていくと大亀がいた亀は背中に仏像を背負い「この仏を祀って欲しい」と頼んで、淵に姿を消した律師は仏像を安置し、勅額を賜って一寺を建立した(創建伝説)出...
南薩

竹山(鹿児島県指宿市)

たけやま天狗が棲む山とされ、夜になると頂に灯りがともり(怪光)、鳴り物や岩が落ちる音が響いた(音の怪)文化8年(1811年)、山の下に投錨した船に火の玉(怪火)が飛んできて、帆柱の上に大男が立って船員を睨んだ船員が気を失った翌朝、船の帆柱(...
鹿児島霧島

波之平刀匠 笹貫井戸(鹿児島県鹿児島市)

なみのひらとうしょう ささぬきいど刀匠の波平派が居住し、刀剣作りに使用していた井戸刀匠の波平行安は刀剣の仕上げの場を妻に見られたため、不浄としてその刀剣を藪に捨てたその後刀剣を捨てた竹藪で夜な夜な怪光が見られた落ちてきた笹の葉が刀剣の刃に突...
佐渡

竜眼の池(新潟県佐渡市)

りゅうがんのいけ目を病んだ息子のために洞穴の池で目玉を洗っていた母龍は、人間の気配を感じて逃げたが、目玉を置き忘れた目玉は翁が拾って岩谷薬師に奉納したが、薬師は龍を憐れんで元の池に戻したその後母龍は戻ってこず、夜になると池中の2つの目玉が青...
河内

千手寺(大阪府東大阪市)

せんじゅじ惟喬親王が起こした乱の際に、本尊の千手観音は自ら池に飛び込んで難を逃れた(仏の避難)その後池から怪光が発せられるため、在原業平が仏像を拾い上げ、寺院を再興した『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.92大阪府東大阪市 東石切町
大阪

和光寺 阿弥陀池(大阪府大阪市西区)

わこうじ あみだいけ仏教伝来の折、物部尾輿(豪族)が仏像を投げ棄てた“難波の堀江”の名残とされる池後に信濃国の本田善光(地方豪族)が通りがかった時に、名を呼ばれ、池が光る場所(怪光)から仏像を拾い上げた拾った仏像は物部尾輿が捨てたものであり...
金沢

住吉神社 神石(石川県かほく市)

すみよしじんじゃ かみいし?海の底で光るもの(怪光)があり、その光に魚が集まって大漁となった光るものの正体は巨石だったので、それを引き揚げて御神体として神社に祀った(霊石)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.31石川県かほく...