嶺北仁淀川白山神社(高知県仁淀川町) はくさんじんじゃかつてこの集落には7戸の家しかなく、神事には山爺と山姥が手伝いに来ていたある年山爺と山姥が来ないため、集落の者は覚えていた祭祀の方法で神事をおこなった遅れてきた山爺と山姥はその様子を見ると黙って山に戻り、二度と集落に来ること... 2025.12.06嶺北仁淀川
奈良宇陀唐招提寺 うちわまき(奈良県奈良市) とうしょうだいじ うちわまき中興の祖である覚盛和上(名僧)が夏に法要をしていると、何匹もの蚊が和上を刺した弟子が払おうとすると、「蚊に血を与えるのも菩薩行である」として止めた法華寺の尼僧がその徳を偲び、団扇を作って法要に供える慣習の由来とな... 2025.11.08奈良宇陀
奈良宇陀興福寺 額塚(奈良県奈良市) こうふくじ がくづか興福寺の南大門前に大きな穴が開いて水が溢れたため、占いで原因を見立てた(あるいは高僧が夢告を受けた)南大門に掛かっている“月輪山”の山号の扁額が出水の原因とされ、興福寺境内にその額を埋めた額を埋めた塚は茶臼山とも呼ばれ、... 2025.11.07奈良宇陀
奈良宇陀采女神社(奈良県奈良市) うねめじんじゃ文武天皇の寵愛が衰えたことを嘆いた采女が猿沢の池に入水した(悲恋伝説)天皇が慰霊のために祠を建てたが、池を見るのが忍びないと一夜で祠が池に背を向け、今なお後ろを向く(創建伝説:慣習の由来)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書... 2025.11.07奈良宇陀
東毛石原賀茂神社(群馬県太田市) いしはらかもじんじゃ日光例幣使(廷臣)がこの神社で道中安全祈願をしていると、野犬が激しく吠えだした犬の首を刎ねたところ、鳥居の上にいた大蛇に噛みついて例幣使は難を逃れた(忠犬伝説)これよりこの神社では鳥居を建てないこととなった(慣習の由来)... 2025.09.23東毛
石見大島・女島(島根県江津市) おおしま・めじま?安芸の宮島の神が、大島という名の島があると聞いて訪ねてきたが、小島だったため落胆したその後、いつしか大島の隣に島ができて、女島と呼ばれるようになった大島に祀られている神は宮島の神の姉にあたるため(宗像三女神)、祭礼を1日早... 2025.09.10石見
南薩大山祇神社(鹿児島県南さつま市大浦町) おおやまづみじんじゃ祭礼の時に巨大な草鞋(履物)を作って奉納する慣わしがある(慣習の由来)平家の落人がこれを作り、巨人が棲んでいると思わせて源氏の追っ手を追い払った『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.108鹿児島県南さつま市 大... 2025.08.28南薩
河内慈眼寺(大阪府大東市) じげんじ通称・野崎観音江戸時代に屋形船を使って縁日の参拝する「野崎詣り」が流行った(行事)船で行く参拝客と、川土手を歩く参拝客とで口喧嘩をして運試し(占い)をする「振り売り喧嘩」がおこなわれた(慣習の由来)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川... 2025.07.11河内
堺開口神社(大阪府堺市堺区) あぐちじんじゃ三村坊という神通力を持った僧侶がおり、境内の大楠(戦災で焼失)の上に住み、天狗と呼ばれた吉野の天狗に負けた三村坊は吉野へ去り、その際山門を大風で持ち運んだとされる社紋(紋章)は“三ツ茄子”で、奉納した3つ成りの茄子(果菜)を聖... 2025.07.07堺
奥能登岩倉寺(石川県輪島市) いわくらじ漁夫が海から引き揚げた千手観音像(仏像)が本尊17年ごとの開帳持には、漁夫の末裔が鍵を開けて幕を開ける役を続けている(慣習の由来)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.133石川県輪島市 町野町西時国 2025.06.22奥能登