戦国武将

東三河

千貫松(愛知県田原市)

せんがんまつ徳川家康の武将・本多広高(戦国武将)が田原城を攻めた時、松の木が邪魔で火矢を思うように放てなかった広高は「千貫の金を出しても、あの木を取り除きたい」と言ったことから名が付いた(田原中都小学校正門横にあるが、現在は案内もなく、松の...
東葛飾

夜泣き石(千葉県市川市)

よなきいし里見公園内にある石国府台合戦(戦国の戦い)で北条軍と戦った里見弘次(戦国武将)は討死し、その姫君が駆けつけた姫は戦場の光景を見て悲嘆にくれ、石にもたれかかって泣き続け、遂に亡くなった(子女受難)その後、石は夜になると泣き声を上げた...
東葛飾

八幡の藪知らず(千葉県市川市)

やわたのやぶしらず不知八幡森とも呼ばれる一度入ると出られなくなる、入ると祟りがあるとされる禁足地の竹藪徳川光圀が中に入って異人と遭遇し、警告を受けた平将門を討った平貞盛(地方豪族)が、将門の死門に当たる地として陣を張った平将門の首を守った家...
下越

山熊田観音(新潟県村上市)

やまくまたかんのん熊山田地区にある浅間神社の別称平家の落人がこの地に隠れ住み、戦国時代まで周囲に知られず暮らしていた箸(椀)が上流から流れてきたため、上杉家臣で府屋城主の大川三郎(戦国武将)はただちに兵を率いて攻め入った集落の長老・相俣弥一...
下越

観音寺(新潟県新潟市秋葉区)

かんのんじ新津丹波守勝資(戦国武将)の夫人は嫉妬深く、側室を持つ勝資に怒り、子供を抱いて池に入水した(嫉妬猜疑)夫人は大蛇に変化する(変身譚)と城を襲ったため、勝資は聖徳太子作の観音像(仏像)を投げつけて成仏させた観音像は長く行方不明となっ...
中越

管領塚(新潟県十日町市)

かんれいづか越後守護の上杉房能(武家)が、守護代の長尾為景(戦国武将)に追われて自刃した地に建つ碑房能は朝靄の中、河原の石を敵軍勢と見誤って自刃したとされる(戦乱)『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.30新潟県十日町市 松之山天水...
豊前国東

毛谷村六助の墓(大分県中津市)

けやむらろくすけのはか英彦山の神に大力を授かり、天狗に剣術を学んだ木樵(豪傑)豊臣秀吉の御前相撲で連勝し、36人目の木村又蔵に敗れたため、加藤清正の家臣となった(怪力伝説)その後、木田(貴田)孫兵衛と名乗り(戦国武将)、朝鮮の役で活躍した女...
豊前国東

安心院の生仏(大分県宇佐市)

あんしんいんのいきぼとけ安心院七不思議の1つ安心院千代松丸(戦国武将)は大友氏に殺されたが、その墓の代わりに供養塔が建てられたこの地区の人が死ぬと、この碑から低い念仏の声が聞こえてくるという(死の俗信:声の怪)『日本の伝説49 大分の伝説』...
臼杵佐伯

馬の首(大分県臼杵市)

うまのくび“切通し”と呼ばれる道路で、夜中に現れる白馬の化け物大友家の片山友之進(戦国武将)は戸次川の戦い(戦国の戦い)で敗れ、遺書を愛馬の初雪にして自害した遺書を携えて臼杵の屋敷を戻った初雪は、夫人から主人を置いて逃げてきたと勘違いされ首...
大分別府

長宗我部信親の墓(大分県大分市)

ちょうそかべのぶちかのはか長宗我部元親の嫡男・信親(戦国武将)の墓所戸次川の戦い(戦国の戦い)で島津軍に敗れた長宗我部信親が討死した場所『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.43大分県大分市 上戸次