料理

吉野

丹生川上神社下社(奈良県下市町)

にうかわかみじんじゃしもしゃ人に危害を加える狒々(猿)が度々現れたため、朴の葉鮨(料理)などを食わせて油断した隙に退治した(化け物退治)6月では、氏子が」と呼ばれる朴の葉鮨を神饌として供える習慣が残る(特別な奉納)『日本の伝説13 奈良の伝...
吉野

つるべすし弥助(奈良県下市町)

つるべすしやすけ浄瑠璃(演劇)の「義経千本桜」三段目の舞台となった鮨屋(店舗)つるべすし(料理)は酢でしめた鮎の腹に鮨飯を詰めたもので、鮨を入れた桶の形が井戸の釣瓶に似ていることがその名の由来(起源伝説)。『日本の伝説13 奈良の伝説』(角...
奈良宇陀

麻生田大明神(奈良県宇陀市)

あそだだいみょうじん別名・芦刈大明神三輪明神の母神とされ、この村の者が三輪明神の鍵元であるため、祭礼の際に必ず赴いた三輪明神で五月節供の粽(菓子)を作る時にはこの地の芦(葦)で巻く決まりであったまたその芦を刈る際には弁当(料理)を持参せずと...
行田春日部

寅子石(埼玉県蓮田市)

とらこいし名主の娘・寅子(乙女)は絶世の美女であったため、多くの者が求婚し、思い悩んだ寅子は自害した(子女受難)寅子の遺言に従って、両親は求婚者全員を集めて、盛大に馳走を振る舞った最後になって両親は、皆が食べた膾(料理)は寅子の肉(遺体・ミ...
西毛

星穴岳 射抜き穴・むすび穴(群馬県安中市)

ほしあなだけ いぬきあな・むすび穴星穴岳の中腹にある2つの貫通穴(地形の由来)射抜き穴(別名・星穴)は、百合若大臣が矢を放ち貫通させたとされるむすび穴は、矢の貫通を見た者が投げたおにぎり(料理)によって貫通した穴とされる『日本の伝説27 上...
鹿児島霧島

狭名田の長田(鹿児島県霧島市)

さなだのおさだ瓊瓊杵尊が初めて水稲を作った田で、最古の水田とされる妻の木花咲耶姫命が子を産んだ時に乳が足りなかったため、この田の米を使って甘酒(料理)を作り育てとされる現在は霧島神宮の神田となっている『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書...
大隅

七狩長田貫神社(鹿児島県鹿屋市)

ななかりおさたぬきじんじゃ妻を亡くした猿田彦神は後妻をもらい、子を育てていたが、後妻は隠れて別鍋でご馳走(料理)を食べていたそれがばれてしまった後妻は逃げてしまい、猿田彦が行方を探したその追った道順をたどるのが、祭礼のしか祭(神能面渡御祭)...
大隅

十五郎そば(鹿児島県垂水市)

じゅうごろうそば空海がこの地を訪れた時、食事を所望し、家の女が手打ち蕎麦(料理)を供したそれに感激した空海はうまい出汁の作り方を教えた江戸時代以降続くそばの老舗(店舗)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.13鹿児島県垂水市 本町
峡南

弁当石(山梨県南部町)

べんとういし巡錫中の日蓮が集落に立ち寄って大石の上で休憩した(腰掛け石)老婆が中食(料理)を供したので、お礼に手拭い(織布)に題目を書いて授けた(手拭い曼荼羅:現存せず)この大石を弁当石と呼び、老婆の家は屋号を「べっとうし」とされた(民家の...
郡内

常在寺 榎曼荼羅(山梨県富士河口湖町)

じょうざいじ えのきまんだら日蓮が西湖を通りがかった時、老婆が粟粥(料理)をもてなした食べ終わった頃に老婆は粥の中にハラアカという魚(魚類)を入れたとばらし、生臭坊主と罵った日蓮は粥を吐き出して湖に入れると、魚は生きて泳ぎだしたが、頭に粟粒...