暗殺

奈良宇陀

血原(奈良県宇陀市)

ちはら兄猾・弟猾の兄弟は神武東征の折に神武天皇に抵抗したが、弟猾は帰順した兄猾は落とし穴で暗殺を試みたが、逆に追い詰められて落とし穴にはまって死んだ(因果応報譚)兄猾が死んだ時、周囲一面が血の海となり、血原・血原川・血原橋の名が残った(地名...
磯城高市

気都和既神社 茂古の森(奈良県明日香村)

けつわきじんじゃ もうこのもり乙巳の変(歴史的事件)で暗殺された蘇我入鹿の首級が、藤原鎌足を追ってきた(死者の怪)多武峰まで逃げた鎌足が「もう来ぬだろう」と叢林で一息ついたことから名が付いた(地名の由来)鎌足が腰掛けた石(腰掛け石)がこの境...
磯城高市

蘇我入鹿首塚(奈良県明日香村)

そがのいるかのくびづか乙巳の変(歴史的事件)で暗殺された蘇我入鹿の首級がここまで飛んできたため建てられた首塚鎌倉時代に造られた五輪塔を首塚とする『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.58奈良県明日香村 飛鳥
大阪

日羅公之碑(大阪府大阪市北区)

にちらこうのひ敏達天皇12年(583年)に、百済から招かれた官僚・日羅が暗殺された場所に建てられたとされる記念碑『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.23大阪府大阪市北区 天満橋
広島廿日市

吉川千法師と乳母の墓(広島県広島市安佐北区)

きっかわせんほうしとうばのはか吉川興経(戦国武将)が暗殺された時、一緒にいた子の千法師は乳母と共に近くの山で殺された(子女受難)千法師と乳母が殺された場所に墓が建つ(墓所)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.41広島県広島市安佐北...
広島廿日市

豊島兄弟の墓(広島県広島市安佐北区)

てしまきょうだいのはか通称・五人墓吉川興経(戦国武将)が暗殺された時に最後まで敵と奮戦し、討ち果たされた豊島氏(手島氏とも)の5人兄弟(武人)の供養墓(墓所)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.41広島県広島市安佐北区 上深川町
広島廿日市

吉川興経の胴塚(広島県広島市安佐北区)

きっかわおきつねのどうづか毛利元就によって強制的に隠居させられた吉川興経(戦国武将)は、隠居所で暗殺された隠居所の屋敷跡(吉川興経居館)に興経の墓(胴塚)がある『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.41広島県広島市安佐北区 上深川町
海部知多

野間大坊(愛知県美浜町)

のまだいぼう正式名・大御堂寺平治の乱で敗走した源義朝が暗殺された地に造られた墓を供養するために建てられた義朝が刀剣を持てない風呂場で殺されため、墓所には木刀の形をした卒塔婆が供えられる境内には義朝の首級を洗った血の池があるが、国の変事がある...
豊前国東

合元寺の赤壁(大分県中津市)

ごうがんじのあかかべ黒田官兵衛(戦国大名)と交戦した城井鎮房は和議を結び、中津に招かれた時に暗殺された同行して中津にあった城井氏の家臣も、止宿していた合元寺で全員討ち取られたその時の戦闘で寺の壁が血に染まり、いくら塗り替えても血が滲み出るた...
西讃

園の州(香川県丸亀市)

そののす福田浦の沖合にある、干潮時に出現する中洲代官の福田権守の年貢の取り立てが厳しいため、暗殺しようと、沖の中洲で宴会をおこなった酔った代官を残して村人は逃げ、権守だけが溺死した代官の娘であるお園は対岸から中州を見るだけで父を助けられず、...