札所巡り

出雲

一畑寺(島根県出雲市)

いちばたじ通称・一畑薬師坂野与市という漁夫が、赤浦の浜で仏像を見つけて家に持ち帰った夢に薬師如来が現れ、100丈の滝から無事飛び降りれば母親の目が見えるようなると言われ、成功した(夢告)仏像を背負って安置場所を探していると、3人の童子(白狐...
出雲

霊光寺 立久恵薬師(島根県出雲市)

れいこうじ たちくえやくし夜ごと崖下の淵で怪光が見られたため、巡錫中の浮窓律師(僧侶)が下りていくと大亀がいた亀は背中に仏像を背負い「この仏を祀って欲しい」と頼んで、淵に姿を消した律師は仏像を安置し、勅額を賜って一寺を建立した(創建伝説)出...
出雲

岩野薬師 妻薬師(島根県出雲市)

いわのやくし つまやくし岩野某の娘が、両親の死後に菩提を弔うために薬師如来(仏像)を祀っていたある夜仏のお告げによって訪ねてきたという男と契りを結び、夫婦共に薬師如来を信仰し続けた(創建伝説:夫婦の情愛)出雲十大薬師霊場第四番札所で(札所巡...
能登南

虫ヶ峰観音(石川県七尾市)

むしがみねかんのん鹿ヶ谷の陰謀で捕らえられた俊寛らは虫が峰に配流され、その時に三十三ヶ所の観音堂を建てた現在は能登国三十三ヶ所観音(札所巡り)の24番札所の観音堂(堂宇)がある『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.106石川県...
最上

庭月観音(山形県鮭川村)

にわつきかんのん最上三十三観音の33番札所(札所巡り)渡し船で参拝する折、心の穢れた者は大蛇の幻影を見て、その恐ろしさから参拝できないとされた斯波氏(武家)の姫であった光姫に横恋慕した鮭川の横川大膳は、姫を拉致しようとして失敗、処刑されたそ...
村山

若松寺(山形県天童市)

じゃくしょうじ最上三十三観音札所の第一番で、縁結びのご利益で有名(札所巡り)若くして亡くなった子供の供養のために、死後の婚礼(冥婚)をおこなうムカサリ絵馬の風習が残る(特殊な供養)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.55日本伝承大鑑...