北毛

龍沢寺 妙全杉(群馬県中之条町)

りゅうたくじ みょうぜんすぎ天養元年(1144年)に妙全尼(尼僧)がこの地を訪れて龍沢寺を建立したその時使っていた杖を地面に挿したままにしたところ、杉の大木となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.86群馬県中之条町 日影
北毛

鳴尾の熊野神社大杉(群馬県嬬恋村)

なるおのくまのじんじゃおおすぎ別名“逆さ杉”とも呼ばれる、樹齢1100年の杉の大木空海が巡錫中この地に立ち寄り、杖にしていた杉の枝を地面に挿したものが根付いた『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.83群馬県嬬恋村 門貝
北毛

矢倉鳥頭神社 神代杉(群馬県東吾妻町)

やぐらとっとうじんじゃ しんだいすぎ日本武尊が東征の折にお手植えをした杉の木杉の巨木の洞に若杉を植えて成長したので、親子杉とも呼ばれる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.81群馬県東吾妻町 矢倉
北毛

箱島湧水(群馬県東吾妻町)

はこしまゆうすい杉の大木の根元から湧き出る湧水原町の善導寺二世・円光上人(名僧)の母は榛名湖に入水して大蛇に化身し(変身譚)、上人が位牌を湖に流したこの位牌が湧水から出てきたため、そばにある箱島不動尊に納められている『日本の伝説27 上州の...
峡北峡中

湯沢の思い杉(山梨県南アルプス市)

ゆざわのおもいすぎ2本の木が癒着した連理の杉の木かつては癒着の真ん中に隙間があり、そこをくぐり抜けることが出来た(現在は不可能)縁結びのご利益があるとされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.62山梨県南アルプス市 湯沢
郡内

矢立の杉(山梨県大月市)

やたてのすぎ源頼朝が、富士の巻き狩りの折に放った矢が立ったとされる杉の木戦国時代には、軍勢がこの街道を利用して通る途中、武運を祈ってこの木に矢を射立てる慣習があった(武運長久)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.20山梨県大月市 ...
奥能登

倒さ杉(石川県珠洲市)

さかさすぎ八百比丘尼が近くの高照寺の薬師如来に祈願して、昼食の杉の箸を刺して、百日千万遍の念仏を唱えた祈願が叶い比丘尼の病は癒え、箸も根付いて巨木となった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.125石川県珠洲市 上戸町寺社
奥能登

高井の地蔵杉(石川県珠洲市)

たかいのじぞうすぎ八百比丘尼が植えたとされる杉の木木が成長し、根元に置いてあった地蔵を抱え込む形となった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.124石川県珠洲市 宝立町春日野
奥能登

大蛇杉跡(石川県能登町)

だいじゃすぎあとこの地に棲む大蛇がこの杉の樹上から鎌首を出してたびたび人々に危害を加えた杉の木は平成3年(1991年)の台風で倒れ、現在は地蔵堂(堂宇)が建つ『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.115石川県能登町 瑞穂
奥能登

桜木神社 大杉(石川県能登町)

さくらぎじんじゃ おおすぎ現在の菅原神社の祭神が海より漂着した時、この杉の木の下に祀られた(漂着神)明治維新前頃までこの木に天狗が棲み着いていたとされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.114石川県能登町 七見