下越

石瀬の一本杉(新潟県新潟市西蒲区)

いしぜのいっぽんすぎ宿代が足りずに困っていた伊勢参の姉妹を、宿の主人が助けた主人が、お松とお杉の姉妹が住んでいると言った越後へ赴いた際に訪ねたが、そのような住人は居なかった村人が、同じ名の松と杉の巨木があることを教え、主人が行ってみると、枝...
下越

婆々杉(新潟県弥彦村)

ばばすぎ宝光院の境内にある杉の大木越後一之宮・弥彦神社造営の入札に敗れた黒津弥三郎の母は、怒りのために鬼女の弥三郎婆となった弥三郎婆は葬列を襲って死体を奪うと、杉の木の枝に引っ掛けて食ったという『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p....
中越

角間のねじり杉(新潟県十日町市)

かくまのねじりすぎある旅僧がこの地で水を一杯所望したが、村人は誰もそれに応じなかった僧は仏法が行き渡っていないことを嘆き、後世に示すために杉の若木をねじって立ち去ったその後杉の木はねじれたまま成長し、村人は仏法のありがたさを知り、やがて「弘...
村山

名木沢の一本杉(山形県尾花沢市)

なきさわのいっぽんすぎ遺体を7つに切って埋めるよう遺言した大山守命(親王)であるが、誤って8つに切断されていた余った部分を最上川に投げ捨てたので、その地を「投げ沢」と呼び、「名木沢」に由来となった(地名の由来)投げ捨てられた場所に1本の杉の...
南信

大御食神社(長野県駒ヶ根市)

おおみけじんじゃ日本武尊が東征の帰路にこの地を立ち寄り、杉の木の下で休憩したとされるこの杉の木は建御名方神が国造りの際に愛でたとされる『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.104長野県駒ヶ根市 赤穂
南信

諏訪大社下社秋宮 根入りの杉(長野県下諏訪町)

すわたいしゃしもしゃあきみや ねいりのすぎ信濃一之宮・諏訪大社下社秋宮の境内にあるの木丑三つ時になると、枝先を下げて、いびきをかいて寝るという落ちている枝を煎じて飲ませると、子供の夜泣きに効くとされる()『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書...
中信

熊野神社 逆さ杉(長野県安曇野市)

くまのじんじゃ さかさすぎ熊野神社境内にある一揆勢が松本へ行く直前、多田加助(義民)が前途を祝い逆さに植えた杉の木一説では加助が地面に突き立てた杖が根づいたとされる『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.80長野県安曇野市 三郷
北信

化け杉(長野県高山村)

ばけすぎ福島正則(大名)がこの地で亡くなり、その葬儀の際に悪魔が襲いかかり、死体を奪った(火車)その時に片腕(手足)だけが落ち、そのまま杉の木に変じたこの杉は切ろうとすると血を噴き出し(血の怪)、唸ったり、木屑が元通りに戻ったりする怪事が起...
北信

戸隠神社中社 比丘杉(長野県長野市)

とがくしじんじゃちゅうしゃ びくすぎ戸隠神社中社の前にある、正三角形の形に植えられた3本の杉の木八百比丘尼が植えたとされる伝説が残る若狭国の漁夫が人魚を殺してその肉を隠していたところ、3人の子供が食べてしまった肉を食べた子供は人魚となって死...