杣人

嶺北仁淀川

織会神社/織会の釜(高知県仁淀川町)

おりあいじんじゃ/おりあいのかま杣人6人が川に木を流して運んでいる途中、一人がこの淵で鳶口を落とした無理をして淵に潜ると、底に一人の女がいて、他言してはならぬと約束して鳶口を返して貰った(龍宮)男が生きて戻ったので、他の者が無理に事情を聞き...
峡南

熊野神社 狛犬(山梨県市川三郷町)

くまのじんじゃ こまいぬ近辺の森林から木を盗む者があると、社前にある石の狛犬が吠えて追い払ったある木樵(杣人)が斧で両方の狛犬の脚を1本ずつ斬り落としたため、狛犬は動かなくなったその日のうちに木樵は急死した(罰を与える)『日本の伝説10 甲...
峡南

西行峠(山梨県南部町)

さいぎょうとうげ歌の修行のためにこの地を訪れた西行が、この峠で木樵(杣人)と出会って甲州に歌詠みがいるか尋ねた木樵は自前の和歌「いきっちな つぼみし花が きっちなに ぶっぴらいたる 桶とじの花」を詠んだため西行は驚き引き返した『日本の伝説1...
峡東

大菩薩峠(山梨県甲州市)

だいぼさつとうげ新羅三郎義光(源氏)が奥州に攻め入る時、この峠を越えようとして道に迷った一人の木樵(杣人)が頂上まで道案内して消えると、眼下に八流の白旗があり、八幡神の化身であることを悟ったその時義光が「南無八幡大菩薩」と唱えたことから名が...
奥能登

霊高寺(石川県輪島市)

れいこうじ?木樵(杣人)の長太は雄の大狢と格闘して仕留めたが、雌狢が仇を取ろうと若い娘に化けて近づいた長太は観音の加護で難を逃れ、雌狢は霊高寺で亡夫の供養を請うて去った(夫婦の情愛)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.138...
備北芸北

龍姫神社(広島県安芸太田町)

りゅうきじんじゃ温井ダムでできた龍姫湖のほとりにある、ダム湖に沈んだ温井の淵にあった大蛇(八岐大蛇)を祀る炭焼き(杣人)の押し掛け女房となった(異類婚姻譚)女は大蛇で、夜な夜な家を抜け出したため正体がばれた大蛇は日向から紀伊を経てこの地に来...
備北芸北

臼杵神社(広島県北広島町)

うすきじんじゃ?庄屋の娘は色黒であったため(醜女)、炭焼きの男(杣人)に求婚したが拒絶された娘は嘆いて、木を割る時に使う“当て木”(杣道具)に寄りかかったところ、誤って男の斧で首を切られた(悲恋伝説)その時娘の霊魂が“当て木”に乗り移り、そ...
安房

和泉式部供養塚(千葉県館山市)

いずみしきぶくようづか那古山の展望台(潮音台)にある供養塔木樵(杣人)の夢の中に現れたことに由来するとされる(夢告)明治32年(1899年)頃、病気平癒の噂が立ち参拝者が激増した(流行神:信仰の墓碑)供養塚の隣には和泉式部の娘の小式部内侍の...
中越

松之山温泉(新潟県十日町市)

まつのやまおんせん800年ほど前、傷ついた一羽の鷹が毎日同じ場所に降り立つのを見た木樵(杣人)が発見した温泉別名を「霊鷹の湯」とも呼ぶ有馬・草津と並び“日本三大薬湯”と呼ばれる『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.30新潟県十日町市...
豊前国東

毛谷村六助の墓(大分県中津市)

けやむらろくすけのはか英彦山の神に大力を授かり、天狗に剣術を学んだ木樵(杣人:豪傑)豊臣秀吉の御前相撲で連勝し、36人目の木村又蔵に敗れたため、加藤清正の家臣となった(怪力伝説)その後、木田(貴田)孫兵衛と名乗り(戦国武将)、朝鮮の役で活躍...