佐渡

妙宣寺 阿新丸の隠れ松(新潟県佐渡市)

みょうせんじ くまわかまるのかくれまつ阿新丸は、佐渡に流罪となった父・日野資朝(公家)の姿をひと目見ようと佐渡に渡るが、対面前に父は斬首となったそれを怨みに思った阿新丸は、領主の本間山城入道を狙い、斬首した本間三郎を討ち果たす(仇討ち)館を...
佐渡

実相寺 袈裟掛けの松(新潟県佐渡市)

じっそうじ けさがけのまつ佐渡に流罪となっていた日蓮がこの地を訪れ朝日を拝み、安房の両親を偲んで感謝した(親孝行)その際に袈裟を掛けた松の木『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.32新潟県佐渡市 市野沢
佐渡

地持院の松(新潟県佐渡市)

じちいんのまつ佐渡の者が伊勢参に行くと、必ず“三日市の太夫”の家に泊まる地持院のお松と名乗る女が、路銀(貨幣)が足りないので貸して欲しいと太夫に頼んで、借りていった太夫が所用で佐渡の地持院に行き、女を捜したが見つからず、松の古木へ行くと枝に...
佐渡

村雨の松(新潟県佐渡市)

むらさめのまつ宝暦年間(1751~1764年)に佐渡奉行所の役人西川藤兵衛が植樹した松の木明治34年(1901年)に当地を訪れた尾崎紅葉(文人)が「村雨の松」と命名したかつて毎夜のように橋の上に立つお松という村娘を、番屋の役人が好きになって...
河内

鈴見の松(大阪府枚方市)

すずみのまつ鈴見という男がある時傷ついた鶴を助けたが、そのすぐ後に一人の女が訪れ、いつしか一緒に住むようになった老母の死後、鈴見は女と結婚して男の子を一人もうけた(物報恩譚:異類婚姻譚)子が5歳の時に女は子を連れて山に登り、自分は天女(天人...
河内

叡福寺(大阪府太子町)

えいふくじ叡福寺七不思議と呼ばれるものがある御廟の周囲にある結界石は空海が一夜で築いたが(一夜作り伝説)、何度数えても数が合わない聖徳太子が母の棺を担いだ楠の棒を挿すと巨木となった(大乗木)御廟には松の木が生えない、鳥が巣を作らない、雨が降...
和泉

岸の姫松(大阪府貝塚市)

きしのひめまつ貝塚市立北小学校校庭に、切り株が残る木彫りの天女像(神像)を買ったが、その像が毎夜「帰りたい」と泣く(泣く物)そして夢に現れ、自分は和泉国の浜にある松の木の精霊であり、木のある場所へ帰してほしいと頼んだ(夢告)夢で言われた、幹...
和泉

小栗判官笠懸松/照手姫腰掛け石(大阪府和泉市)

おぐりはんがんかさかけまつ/てるてひめこしかけいし熊野湯の峰へ行く途中、小栗判官と照手姫が休憩した場所小栗判官は笠を松の木に掛け、照手姫は石に腰掛けた(腰掛け石)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.48大阪府和泉市 幸

方違神社(大阪府堺市堺区)

ほうちがいじんじゃ三韓征伐の帰途、神功皇后がこの地で、神武天皇に倣い菰(草本)の葉に埴土を包んだ粽を作り奉納した(創建伝説)境内に神功皇后御馬繋ぎの松がある『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.40大阪府堺市堺区 北三国ヶ丘町
大阪

蓮如上人袈裟懸けの松(大阪府大阪市中央区)

れんにょしょうにんけさがけのまつ大阪城公園(旧・石山本願寺)内にある蓮如が袈裟を掛けたとされる松の木の根の部分が残る『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.26大阪府大阪市中央区 大阪城