果菜

四万十足摺

勝間神社(高知県四万十市)

かつまじんじゃ勝間兵部という侍(武人)の娘は非常に美人で、対岸に住む武士が嫁に所望したが、断られてしまった武士は力尽くで娘を奪おうと夜襲を仕掛け、勝間兵部は館を抜けて敗走した(落城伝説)途中タカキビ(もろこし:果菜)畑で転んだ勝間兵部は切り...
磯城高市

橘寺(奈良県明日香村)

たちばなでら田道間守(廷臣)が中国から持ち帰った橘(果菜)の実を植えたことから寺の名が付いた(名称の由来)聖徳太子の生誕地とされ、祖父に当たる欽明天皇の別宮(橘宮)に太子が寺を建立した『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.61奈良県...
磯城高市

三宝大荒神社(奈良県橿原市)

さんぽうだいこうじんしゃ奈良の三大荒神の一つすもも(果菜)が熟れる頃の6月28日に祭礼があるため「すももの荒神さん」と呼ばれるこの日から浴衣(衣類)を着ると厄除けが出来る(生活の俗信)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.54奈良県...
磯城高市

面塚(奈良県川西町)

めんづか結崎清次(後の観阿弥:能狂言師)が御前能成功を祈願して糸井神社に参拝した天から1枚の翁面とネギ(果菜)が降ってくる夢を見て(夢告)、実際にそれらが落ちていたので塚を築いた清次はこの面を着けて能を演じて褒美を貰い、ネギは“結崎ねぶか"...
峡東

大善寺(山梨県甲州市)

だいぜんじ行基が見た夢に現れた(夢告)、葡萄(果菜)の房を持った薬師如来を仏像にして開いた(創建伝説:起源伝説)行基あるいは役行者が大蛇を退治した故事に倣って、藤切り祭り(祭礼)がおこなわれる(化け物退治)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角...

開口神社(大阪府堺市堺区)

あぐちじんじゃ三村坊という神通力を持った僧侶がおり、境内の大楠(戦災で焼失)の上に住み、天狗と呼ばれた吉野の天狗に負けた三村坊は吉野へ去り、その際山門を大風で持ち運んだとされる社紋(紋章)は“三ツ茄子”で、奉納した3つ成りの茄子(果菜)を聖...
大阪

瓜破天神社(大阪府大阪市平野区)

うりわりてんじんしゃこの地で道昭(名僧)が修行をおこなったいた時、天神の像が出現したその時近くにあった西瓜(果菜)を割って像に供えたため、瓜破の地名が出来た(地名の由来:創建伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.32大阪府大阪市...
名古屋

東充寺 へちま薬師(愛知県名古屋市東区)

とうじゅうじ へちまやくし患部をへちま(果菜)で撫で、それをへちま薬師の前で祈祷する祈祷したへちまを身代わり薬師に奉納することで病気平癒の願掛けが出来る(特有の願掛け)『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.26愛知県名古屋市東区 東桜
洛中

知恩院 瓜生石(京都市東山区)

ちおんいん うりゅう(かしょう)せき知恩院七不思議の一つ石の根が地軸にまで達しているといわれる石の上に、一夜にして瓜(果菜)が生えて実った(怪を呼ぶ石)その瓜に「牛頭天王」の文字が現れた(影向石)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p....