中毛弘法の清水(群馬県渋川市) こうぼうのしみずこの地を訪れた空海が水を飲もうと、湧水のそばにある柏の木に衣を掛けたその時「持てよ柏木」と声を掛けたことが、持柏木の地名の由来となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.3群馬県渋川市 赤城町持柏木 2025.09.23中毛
石見賀茂神社(島根県邑南町) かもじんじゃ博労が子馬を引いて牛馬市へ行く途中、子馬だけが増水した川を泳ぎ切り、先に市のある加茂神社に着いた多くの者が怖れて手綱を引けなかったが、ある者が栢(柏)の木に繋ぎ止めた子馬は600両の大金で買われ、鎌倉へ献上され名馬・池月となった... 2025.09.10石見
加賀圓八本店(石川県白山市) えんぱちほんてん圓八という者が、柏の木を植えた翌日から姿を消した妻の夢枕に圓八が現れ、鞍馬山の天狗の下で修行中なので、家計の足しにとあんころ餅(菓子)の製法を教えた(夢告)現在も店を構え、商標に天狗の羽団扇を用いている『日本の伝説12 加賀... 2025.06.15加賀
東信逆さ柏(長野県南牧村) さかさかしわ武田信玄が平賀源心を攻めた時、この地で休憩し、杖を逆さに突き刺して立ち去った柏の木の杖が根づいたが、枝葉は横に伸びて成長している現在はゴルフ場内にある『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.11長野県南牧村 野辺山 2025.01.24東信