西毛

慈眼寺 少将桜(群馬県高崎市)

じげんじ しょうしょうざくら厩橋藩主の酒井雅楽頭忠清(大名)はこの寺にあるしだれ桜が気に入り、苗木をもらって城に植えた桜の木は花を全くつけず、藩主の夢枕に立って慈眼寺に帰りたいと訴えた(夢告)その後寺に返されると、桜は毎年花を咲かせた忠清の...
中毛

雙林寺 忠度桜(群馬県渋川市)

そうりんじ ただのりざくら雙林寺七不思議の1つ開山の月江禅師の夢枕に平忠度(平氏)の幽霊が現れ、和歌の続きを詠んで欲しいと頼んだそれに満足した忠度が枝の鞭を境内に挿し、それが桜の木に成長した『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.91...
北毛

山妻有大明神 山妻有の桜(群馬県沼田市)

やまつまりだいみょうじん やまつまりのさくら新田義貞の息子・義宗(南北朝の武将)の妻子がこの地に滞在していた義宗が討死したためこの地を逃れたが、その時の形見として植えたの木が残る『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.67群馬県沼田市...
北毛

謙信のさかさ桜(群馬県みなかみ町)

けんしんのさかさざくら越後から関東へ出征した上杉謙信が、馬の鞭にしていた枝を地面に挿して根付いて生長した桜の木この桜の花がよく咲いた年は豊作になるとされる(占い)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.63群馬県みなかみ町 相俣
出雲

須佐神社 影無桜(島根県出雲市)

すさじんじゃ かげなしざくら須佐神社の七不思議の一つ隠岐島に木の影が掛かり耕作出来ない土地があったが、夢のお告げで須佐神社の桜の巨木と分かった(巨木伝説)伐り倒した後に切株からまた桜が生えたが、大きくなることはなかった『日本の伝説48 出雲...
峡北峡中

実相寺 山高神代桜(山梨県北杜市)

じっそうじ やまたかじんだいさくら東征の際に日本武尊がお手植えされた桜の木枯死寸前のところ日蓮が蘇生を祈願して樹勢が再び盛んとなった『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.72山梨県北杜市 武川町山高
佐渡

海潮寺 御所桜(新潟県佐渡市)

かいちょうじ ごしょざくら順徳上皇お手植えの桜の木で、本堂前に左右2株が生える1本の枝に一重と八重の花を咲かせることから天然記念物に指定される『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.24新潟県佐渡市 小木
和泉

慈眼院 姥桜(大阪府泉佐野市)

じげんいん うばざくら隣接の日根神社参道にある、樹齢400年を超える桜の木空海が差した杖が成長して大木となったとされる『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.59大阪府泉佐野市 日根野
奥能登

光栄寺(石川県輪島市)

こうえいじ本堂欄間の彫られた夫婦龍(像)が抜け出して、川で水浴びをした後にしだれ桜の木(既に枯死)の下で休んでいた夜明け前にその姿を見た村人によって、抜け出られないように目に釘を打たれた(動く絵や像)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角...
奥能登

法住寺 泣き桜(石川県珠洲市)

ほうじゅうじ なきざくら空海が見附島の浜にたどり着いた時、白山の神がこの地に案内した空海が唐から投げた五鈷(金剛杵)が桜の木に引っ掛かっており、法華経を読経していた(喋る物)法住寺の裏山の墓地にある別名・吼木桜(ほえぎざくら)『日本の伝説1...