吉野桜本坊(奈良県吉野町) さくらもとぼう大海人皇子が吉野にあった冬の夜、夢で満開の桜を見て、目覚めて窓を開けると山に満開の桜があった角乗法師(名僧)に夢占いさせると、王となる夢とされ、翌年天武天皇として即位した即位後にその桜の木を求め、その場所に桜本坊を建てた(創建... 2025.11.22吉野
生駒葛城石光寺(奈良県葛城市) せっこうじ中将姫が曼荼羅を織る際、この地に染井戸を掘って糸(裁縫道具)を五色に染め上げた役行者が仏法の栄枯を測るため植えた桜の木に、中将姫が染めた糸を掛けたとされる糸掛け桜があるこれらの故事より通称“染寺(そめでら)”とされる『日本の伝説1... 2025.11.20生駒葛城
磯城高市桜の井(奈良県桜井市) さくらいのい深さ9尺あまり(3m弱)、径2尺2寸の井戸履中天皇が行幸した際、この井戸の湧水を飲んで称賛し、そばに桜の木を植えて愛でた大和の七つ井の1つで、桜井の地名の由来『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.49奈良県桜井市 谷 2025.11.14磯城高市
西毛慈眼寺 少将桜(群馬県高崎市) じげんじ しょうしょうざくら厩橋藩主の酒井雅楽頭忠清(大名)はこの寺にあるしだれ桜が気に入り、苗木をもらって城に植えた桜の木は花を全くつけず、藩主の夢枕に立って慈眼寺に帰りたいと訴えた(夢告)その後寺に返されると、桜は毎年花を咲かせた忠清の... 2025.09.29西毛
中毛雙林寺 忠度桜(群馬県渋川市) そうりんじ ただのりざくら雙林寺七不思議の1つ開山の月江禅師の夢枕に平忠度(平氏)の幽霊が現れ、和歌の続きを詠んで欲しいと頼んだそれに満足した忠度が枝の鞭を境内に挿し、それが桜の木に成長した『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.91... 2025.09.29中毛
北毛山妻有大明神 山妻有の桜(群馬県沼田市) やまつまりだいみょうじん やまつまりのさくら新田義貞の息子・義宗(南北朝の武将)の妻子がこの地に滞在していた義宗が討死したためこの地を逃れたが、その時の形見として植えたの木が残る『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.67群馬県沼田市... 2025.09.27北毛
北毛謙信のさかさ桜(群馬県みなかみ町) けんしんのさかさざくら越後から関東へ出征した上杉謙信が、馬の鞭にしていた枝を地面に挿して根付いて生長した桜の木この桜の花がよく咲いた年は豊作になるとされる(占い)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.63群馬県みなかみ町 相俣 2025.09.26北毛
出雲須佐神社 影無桜(島根県出雲市) すさじんじゃ かげなしざくら須佐神社の七不思議の一つ隠岐島に木の影が掛かり耕作出来ない土地があったが、夢のお告げで須佐神社の桜の巨木と分かった(巨木伝説)伐り倒した後に切株からまた桜が生えたが、大きくなることはなかった『日本の伝説48 出雲... 2025.09.04出雲
峡北峡中実相寺 山高神代桜(山梨県北杜市) じっそうじ やまたかじんだいさくら東征の際に日本武尊がお手植えされた桜の木枯死寸前のところ日蓮が蘇生を祈願して樹勢が再び盛んとなった『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.72山梨県北杜市 武川町山高 2025.08.09峡北峡中
佐渡海潮寺 御所桜(新潟県佐渡市) かいちょうじ ごしょざくら順徳上皇お手植えの桜の木で、本堂前に左右2株が生える1本の枝に一重と八重の花を咲かせることから天然記念物に指定される『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.24新潟県佐渡市 小木 2025.07.28佐渡