和泉

慈眼院 姥桜(大阪府泉佐野市)

じげんいん うばざくら隣接の日根神社参道にある、樹齢400年を超える桜の木空海が差した杖が成長して大木となったとされる『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.59大阪府泉佐野市 日根野
奥能登

光栄寺(石川県輪島市)

こうえいじ本堂欄間の彫られた夫婦龍(像)が抜け出して、川で水浴びをした後にしだれ桜の木(既に枯死)の下で休んでいた夜明け前にその姿を見た村人によって、抜け出られないように目に釘を打たれた(動く絵や像)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角...
奥能登

法住寺 泣き桜(石川県珠洲市)

ほうじゅうじ なきざくら空海が見附島の浜にたどり着いた時、白山の神がこの地に案内した空海が唐から投げた五鈷(金剛杵)が桜の木に引っ掛かっており、法華経を読経していた(喋る物)法住寺の裏山の墓地にある別名・吼木桜(ほえぎざくら)『日本の伝説1...
金沢

松月寺 大桜(石川県金沢市)

しょうげつじ おおざくら別名・御殿桜三代藩主の前田利常(大名)が、小松城内にあった桜を移植させた藩主の大名行列でも、槍を伏せて通った(珍事)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.19石川県金沢市 寺町
外房

墨染桜(千葉県東金市)

すみぞめざくら西行が、山城国の墨染寺にあった桜の枝を杖として旅をしていたこの地で山部赤人と小野小町を偲び、杖を地面に挿して和歌を一首詠んで立ち去ったが、その杖が大木となった『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.80千葉県東金市 山田
下越

梅護寺 数珠掛け桜(新潟県阿賀野市)

ばいごじ じゅずかけさくら越後七不思議の1つ親鸞がこの地を出立する際に、数珠を桜の枝にかけて説法をしたそれ以来、その桜の花が数珠のように連なって咲くようになった『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.111新潟県阿賀野市 小島
西讃

世の中桜(香川県三豊市)

よのなかざくら本山寺建立の時、空海がこの地を訪れて、杖を地面に挿したところ生長した桜の木花の咲き具合で五穀豊穣や世の中の吉凶を占ったため、この名がついた(占い)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.92香川県三豊市 財田町財田上
最上

▲天満神社 墨染の桜(山形県舟形町)

てんまんじんじゃ すみぞめのさくら父・菅原道真の失脚で奥州に逃れた秀最は、父の木像(貴人像)を3体つくり、その1つをこの地に安置した境内にある墨染の桜の木は、満開時に1つだけ黒い花(特異な花)を咲かせるその黒い花を見つけた者は、学者に出世す...
村山

お達磨の桜(山形県中山町)

おだるまのさくら旅の僧侶が急死したので、遺言通り桜の木の下に葬り、その後掘り返してみると達磨の掛け軸が出てきた掛け軸はその後都で表具を直されたが、その際6枚の同じ絵から選ばねばならなくなり、笹の葉で目をこすったところ、1枚だけまばたきをした...
置賜

久保のお玉桜(山形県長井市)

くぼのおたまざくら蝦夷征討のためこの地に滞在した坂上田村麻呂を、久保家のお玉という娘が世話をした田村麻呂は京へ戻ったが、恋い焦がれたお玉は翌年病死した(悲恋伝説)知らせを聞いた田村麻呂は摂津摩耶山の桜の木の苗を送ったが、それが成長したのがお...