佐渡

石抱の梅(新潟県佐渡市)

いしだきのうめ順徳上皇お手植えのの木上皇の輿を担いだ式部長吉の屋敷跡とされる根元に大きな石を抱きかかえて生えていることから名が付いた『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.24新潟県佐渡市 真野
加賀

村井新稲荷神社(石川県白山市)

むらいじんいなりじんじゃ祭神が境内を散歩している時に梅の木が目に刺さった村内では梅の木は1本も育たず、植えると祟りがあるとされる(禁忌)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.45石川県白山市 村井新町
金沢

福千寺 五色の八重梅(石川県金沢市)

ふくせんじ ごしきのやえうめ滞在していた蓮如がこの地を離れる際、梅の木の杖を挿したところ5色の花を付ける木に成長した加賀藩主が城に移植したところ全く花が咲かず、戻すと元通りの勢いで花を咲かせた(特異な花)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』...
広島廿日市

錫杖の梅(広島県廿日市市)

しゃくじょうのうめ弥山七不思議の1つで、空海が立て掛けた杖が根を張って梅の木になった『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.17広島県廿日市市 宮島町
外房

女ヶ堰(千葉県睦沢町)

おながせき川を堰き止めて溜池を造ろうとしたが堰が崩れるため、人柱を立てることにした朝一番に堤を通りがかった見知らぬ女を、青梅を持っておんぶされていた子供もろとも人柱として埋めた(子女受難)女を埋めた場所から梅の木が生えたが、その実は子供が齧...
北総

片歯の梅(千葉県成田市)

かたはのうめ龍角寺の1つで、坂田ヶ池の岸辺にある 坂田ヶ池のが切れて難儀していたところ、ある女がを立てることを提案して、自分が埋められてしまった 堤防にいつしかの木が育ったが、成った実はすべて歯形のような跡がついていた 人柱となった女が背負...
下越

梅護寺 八房梅(新潟県阿賀野市)

ばいごじ やつふさうめ越後七不思議の1つ親鸞が食べた梅干し(食品食材)の種を植えたところ、芽が出て成長した梅の花1つから実が8つ成るので、八房梅の名が付いた『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.111新潟県阿賀野市 小島
大分別府

梅の木天神社(大分県大分市)

うめのきてんじんしゃこの地に住む藤原近里が太宰府天満宮に参籠し、夢で梅の一枝を授かった帰郷後枝を植えたところ成長し、枝がうねり曲がる形から臥竜梅と呼ばれるようになった(変種の起源)後に大友宗麟が見物に来て、家来に枝を折らせた途端、家来が神懸...
東信

真楽寺 逆さ梅(長野県御代田町)

しんらくじ さかさうめ真楽寺の観音堂そばにある梅の木源頼朝がこの寺で休憩した時、持っていた鞭を逆さに刺したものが成長したとされる『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.21長野県御代田町 塩野
洛外

東北院 軒端の梅(京都市左京区)

とうほくいん のきばのうめ 東北院の境内にある この寺院で出家した和泉式部が植えて愛した梅の木 謡曲「東北」の舞台『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.14京都市左京区 浄土寺真如町