楊枝

川越飯能

広済寺 あごなし地蔵(埼玉県川越市)

こうさいじ あごなしじぞう下顎の部分が欠損した地蔵で、虫歯や歯痛にご利益があるとされる歯痛が治ると、柳の楊枝を供える習慣があった(特別な奉納)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.83埼玉県川越市 喜多町
川越飯能

妙典寺 子安池(埼玉県和光市)

みょうてんじ こやすいけ日蓮が佐渡へ流罪となる途上、領主(地方豪族)の隅田時光の妻が難産であるため祈祷を依頼された懐中から取り出した楊枝で地面を掘ると水が湧き出て、それを飲ませると安産となって子が生まれたその後楊枝は根付いて成長して柳の木と...
東毛

青梅神社(群馬県館林市)

あおうめじんじゃ青梅天満宮とも呼ばれる大宰府に左遷された菅原道真が楊枝を刺した梅の実を四方へ投げたそのうち東へ投げた梅がこの地に落ちて青梅となった(創建伝説)(北:出雲国はなくりの梅 南:讃岐国五色の梅 西:筑紫国飛び梅)『日本の伝説27 ...
峡北峡中

八右衛門出口湧水(山梨県北杜市)

はちえもんでぐちゆうすい谷戸八右衛門という者が狩りに出た時に山火事に遭い、小蛇を助けた数日後大蛇が現れ、助けて貰ったお礼に、突き刺すと水が湧く楊枝を渡した(動物報恩譚)試しに裏山に行って楊枝を挿すと水が湧き出てきた(湧水)『日本の伝説10 ...
峡北峡中

龍地の楊枝梅(山梨県甲斐市)

りゅうじのようじうめ武田信玄が出陣の折にこの地で昼食を摂り、梅干し(食品食材)に楊枝を挿して捨てたものが成長したそのためこの木に成る実の種には小さな穴が開いている梅の木とされるが実際は杏の木『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.66...
豊前国東

逆柳(大分県姫島村)

さかさやなぎ姫島七不思議の1つ姫神が使った楊枝を地面に逆さにして挿したところ育った柳の木『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.97大分県姫島村