南薩

飯倉神社 川辺の大クス(鹿児島県南九州市)

いいくらじんじゃ かわべのおおくす根回り25m、高さ13mの楠の巨木祭神の玉依姫のお手植とされる、あるいは地面に挿した杖が成長したとされる『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.104鹿児島県南九州市 川辺町宮
北薩

出水の大楠(鹿児島県出水市)

いずみのおおくす交易のために出水を訪れた鴨雅彦(商人)は、土地の娘・幸媛と恋仲となった土地を治める役人の稲置は幸媛に横恋慕し、雅彦を大隅に追放した(悲恋伝説)幸媛は楠の種を様彦に与え、それぞれの土地で種を蒔き木の成長を見ることで互いを思い合...
鹿児島霧島

蛭児神社 なげきの森(鹿児島県霧島市)

ひるこじんじゃ なげきのもり伊弉諾神と伊弉冉神の間に生まれた蛭児は3年経っても足が立たないため、舟に乗せて流した(貴種流離譚)この地に漂着したうつぼ舟から楠の木が生えて大木となり、叢林となった『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p....
鹿児島霧島

蒲生八幡神社 蒲生のクス(鹿児島県姶良市)

かもうはちまんじんじゃ かもうのくす日本一の大きさの楠の木和気清麻呂がこの地を訪れ、持っていた杖を挿したところ根付いた横恋慕で出水を追われた若者が、相思相愛の姫から貰った種を蒔き、それが生長した楠の木(悲恋伝説)『日本の伝説11 鹿児島の伝...
大隅

山宮神社 大クス(鹿児島県志布志市)

やまみやじんじゃ おおくす天智天皇お手植えの楠とされる足指の不具(不具者)のため故郷の開聞に戻った妃の大宮姫を追って、天智天皇は崩御したと偽って志布志に下向した(生存説)この地に宮を造って晩年を過ごしたので、安楽という地名になった(地名の由...
河内

叡福寺(大阪府太子町)

えいふくじ叡福寺七不思議と呼ばれるものがある御廟の周囲にある結界石は空海が一夜で築いたが(一夜作り伝説)、何度数えても数が合わない聖徳太子が母の棺を担いだ楠の棒を挿すと巨木となった(大乗木)御廟には松の木が生えない、鳥が巣を作らない、雨が降...

開口神社(大阪府堺市堺区)

あぐちじんじゃ三村坊という神通力を持った僧侶がおり、境内の大楠(戦災で焼失)の上に住み、天狗と呼ばれた吉野の天狗に負けた三村坊は吉野へ去り、その際山門を大風で持ち運んだとされる社紋(紋章)は“三ツ茄子”で、奉納した3つ成りの茄子(果菜)を聖...
大阪

香具波志神社(大阪府大阪市淀川区)

かぐはしじんじゃ上田秋成(文人)が5歳で天然痘で危篤となった時、両親が祈願して68歳の天寿を授かった(神仏の加護)楠木正儀(南北朝の武将)が馬を繋いだ駒繋ぎの楠の幹が残される『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.19大阪府大阪市淀川区...
北総

神崎神社 なんじゃもんじゃの木(千葉県神崎町)

こうざきじんじゃ なんじゃもんじゃのき徳川光圀がこの神社を訪れ、この木を見て「この木は何というもんじゃろうか」と自問したところから名付けられた実際には楠の巨木『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.40千葉県神崎町 神崎本宿
日田竹田

伐株山(大分県玖珠町)

きりかぶさんかつてこの山は巨大な楠の木であったとされ、影で盆地は日が差し込まなかった(巨木伝説)村人は巨人に頼んで木を伐ってもらうが、翌日になると切り口が元に戻ってしまう木にまといつくカズラ(草本)の精から、切り屑を焼けば元に戻らなくなるこ...