石見琴ヶ浜 琴姫の碑(島根県大田市) ことがはま ことひめのひ壇ノ浦の戦い後、一艘の舟が漂着し、中に琴(楽器)を抱えた若い女性が乗っていた平家の落人だった女性はこの地に滞在して琴を弾いていたが、間もなく病で亡くなったその死後から、浜(浜海岸)の砂が音を立てて鳴くようになり、琴ヶ... 2025.09.05石見
峡東長慶寺 笛吹権三郎の墓(山梨県笛吹市) ちょうけいじ ふえふきごんざぶろうのはか権三郎という若者は笛(楽器)の名人で、母と共に暮らしていた洪水(水害)が起こり母だけが流されると、権三郎は行方を尋ねて川沿いを彷徨ううちに溺死した権三郎が死んだ河川は後に笛吹川と呼ばれるようになった(... 2025.08.05峡東
峡北峡中夢見山 夢見石(山梨県甲府市) ゆめみやま ゆめみいし嫡男誕生の際、武田信虎(戦国大名)はこの山で宴を開いて昼寝をしていた生まれてくる子が曾我兄弟の弟・五郎であると夢で知らされたこと(夢告)から、夢見山の名が付いた(地名の由来)武田信玄が頂上にある石に腰掛けて(腰掛け石)... 2025.08.05峡北峡中
河内玉祖神社 一節切の笛(大阪府八尾市) たまのおやじんじゃ ひとよぎりのふえ大和から河内へ通い、女と逢瀬を重ねていた在原業平が、逢い引きのため笛の音を合図とした飯を自分で盛る女に興醒めした業平は、この神社に使っていた一節切の笛(楽器)を置いて立ち去った現在社宝として保管されている... 2025.07.09河内
河内西方寺 与九郎稲荷(大阪府富田林市) さいほうじ よくろういなり源義経・静御前に付き従う継信・忠信兄弟の正体は、初音の鼓(楽器)の皮となった狐の子であった義経はその忠勤を褒め、鼓を与えると共に、兄弟にそれぞれ与九郎と源九郎の名を与えた兄の与九郎は河内国の西方寺、弟の源九郎は大和... 2025.07.09河内
奥能登須須神社(石川県珠洲市) すずじんじゃ源義経一行が奥州へ逃れる折に嵐に遭ったが、この神社に祈願するとたちまち止んだお礼として義経は蝉折の笛(楽器)、弁慶は守り刀(刀剣)を奉納し、社宝となっている『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.128日本伝承大鑑:... 2025.06.22奥能登
加賀専光寺(石川県加賀市) せんこうじ専光寺の寺男・幸蔵と湯女(遊女)のお光は恋仲となり、幸蔵が打ち鳴らす太鼓(楽器)を合図に逢瀬を重ねていたお光は病に倒れて幸蔵の許へ行けなくなり、幸蔵は日が経つにつれ半狂乱となった幸蔵はある日太鼓を乱打し、その音を聞きながらお光は亡... 2025.06.17加賀
加賀勝楽寺(石川県小松市) しょうらくじ安宅の関を越えた源義経一行が赤飯(料理)の饗応を受けた弁慶は感謝の印に法螺貝(楽器:寺宝)を奉納した『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.58石川県小松市 安宅町 2025.06.17加賀
加賀大日川(石川県白山市) だいにちがわ一向一揆の居城であった鳥越城と二曲城は互いに法螺貝(楽器)で連絡し合っていた間を流れる大日川(河川)の音がうるさいため、城主が神に祈って音を止めた(音止伝説)この川で捕れる鮴(ゴリ:魚類)は串に刺しても口を開かない(動物の俗信)... 2025.06.15加賀
金沢鹿島神社 鳴和滝(石川県金沢市) かしまじんじゃ なるわたき奥州へ逃れる源義経一行が、この滝の水を法螺貝(楽器)に入れて飲んだ弁慶が「鳴るは滝の水」の舞曲(音曲)を奏した『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.24石川県金沢市 鳴和町 2025.06.14金沢