河内

久米の岩橋(大阪府河南町)

くめのいわはし葛城山で修行をしていた役行者が、鬼神を使って吉野金峰山に通じる岩橋を造らせた最終的に橋は完成せず、岩橋山に残る巨石が橋の残骸であるとされる『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.108大阪府河南町 平石
奈良宇陀

駒繋橋(奈良県御杖村)

こまつなぎばし伊勢街道に架かる橋倭姫命が伊勢へ行く途中、馬を繋いでおいた松の木があったこと(現存せず)から名が付いた(地名の由来)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.91奈良県御杖村 菅野
奈良宇陀

伏人橋(奈良県奈良市)

ふしとばし雄雅山(禁足地)で悪事をおこなった者が國津神社へ逃げようとこの橋まで来た時、先回りした山の大蛇がここで待ち伏せして殺した(地名の由来:罰を与える)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.78奈良県奈良市 都祁白石町
磯城高市

跡見橋(奈良県桜井市)

あとみばし長髄彦と対峙した神武天皇が進軍する際に、この橋で後ろを振り返った神武天皇の軍勢に押されて退却する長髄彦が、この橋で後ろを振り返った『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.53奈良県桜井市 外山
磯城高市

嫁取り橋(奈良県天理市)

よめとりばし茶店の娘・こまのは、いつも前を通る飛脚に懸想し、ある夕暮れに無理矢理家に泊めた(愛着執心)夜になって言い寄られた飛脚は逃げ出し、こまのはそれを追って菅田神社近くの淵まで来た松の木の上に逃げた飛脚の姿が水に映ったため、こまのは淵に...
川越飯能

どろぼう橋(埼玉県川越市)

どろぼうばし捕り方に追われた盗人(盗賊)がこの橋を渡って喜多院の敷地に逃げ込んだその直後喜多院に参拝して深く罪を悔いて改心して善人となったことから名が付いた(地名の由来)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.81埼玉県川越市 小仙波...
23区下町

蛇橋跡(東京都足立区)

へびばしあと大曽根村の名主・新八は、綾瀬川(河川)が氾濫しそうになり、獅子頭に長布を付けて龍を模して対岸の堤を切ろうとした対岸の村人が人が化けたものと見破ると、新八を捕らえて嬲り殺しにした(私刑)身元が割れて咎めを受けた母親は、息子の死に気...
西毛

聖観音碑(群馬県安中市)

しょうかんのんひ川に架けられた石橋で落馬が多発したので確かめると、裏側に3体の観音像が彫られた板碑であったため、祀られた(神仏霊験譚)“おびんづる様”と呼ばれ、崇敬される『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.109群馬県安中市 鷺宮
西毛

伊勢三郎義盛屋敷跡(群馬県安中市)

いせさぶろうよしもりやしきあとこの地で盗賊をしていた伊勢三郎義盛(源平の武将)の屋敷跡橋向こうの宿に旅人を泊めて殺していたため“朝不見橋”と呼ばれた橋の一部が残る源義経の家来となって奥州へ向かう前、大願成就を願ったところ池の葦がすべて片葉と...
西毛

佐野橋(群馬県高崎市)

さのばし朝日長者の娘・お並と夕日長者の息子・小治郎が恋仲となって、佐野の舟橋で逢瀬を重ねた両長者は仲が悪いため、2人が逢うことを禁じたが、お並が夜の舟橋へ行って誤って川に落ちて死んだ(悲恋伝説)その光景を見た小治郎も川に飛び込んで死に、その...