村山

歌懸稲荷神社(山形県山形市)

うたかけいなりじんじゃ藤原実方が稲荷神社に和歌を奉納したのが始まりとされる(小野小町・西行という説もあり)和歌を一首詠まないと神社の前の橋を渡ることが出来ないとされた(名称の由来:慣習の由来)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.30...
中信

雑炊橋(長野県松本市)

ぞうすいばし昔、橋がなかったために行き来が出来なかった南北の村の男女が恋仲となった2人は雑炊(料理:地名の由来)を食べるなど節約して金を貯め、やがて刎橋を建設して、めでたく結婚したとされる(恋の伝説)刎橋は周期的に架け替えられたが、その渡り...
北信

久米路橋(長野県長野市)

くめじはし娘の「赤まんま食べた」という歌で盗みがばれた男が人柱にされて完成した橋その後娘は口を利かなくなったが、ある時鳴き声のせいで撃たれた雉を見て「雉も鳴かずば撃たれまい」と一言だけ喋ったとされる(教訓譚)『日本の伝説3 信州の伝説』(角...
南信

大橋(長野県辰野町)

おおはし「信濃の人橋」と呼ばれる橋橋が何度も流出するために、人柱を橋脚の下に埋めて架け替えたとされる『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.101長野県辰野町 平出
南信

承知橋(長野県下諏訪町)

しょうちばし武田信玄が川中島の戦いから戻る際、この橋まで来ると馬が動かなくなった戦勝祈願の約束を思い出し、下馬して「神のお告げ承知仕った」と言って帰国したという(地名の由来)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.97長野県下諏訪町 下...
中信

琵琶橋(長野県塩尻市)

びわばし橋のたもとで一人の法師が朝夕琵琶(楽器)を鳴らしていたが、ある時「この橋の上で一曲を得た」と言って去った後に敦実親王が当地を訪れ、この橋で蝉丸が秘曲・流泉(音曲)を作ったので、琵琶橋と名付けるよう申しつけた『日本の伝説3 信州の伝説...
北信

善光寺 駒返し橋(長野県長野市)

ぜんこうじ こまかえしばし善光寺を参拝した源頼朝が下馬しなかったところ、この橋で馬が転倒し足を折ったため、怖れてここで下馬した善光寺七橋の1つ『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.40長野県長野市 長野元善町
東信

西行戻り橋(長野県上田市)

さいぎょうもどりばし別所温泉そばの「相染橋」の別称。「ワラビ=童火」と掛けた西行に対して、子供が「ヒノキ=火の着」と返した西行は和歌の巧さに恐れをなして、橋を渡らずに帰った『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.32長野県上田市 別所温...
島尻

真玉橋(沖縄県豊見城市)

まだんばし石橋に架け替える工事の際、七色の元結いをした子年生まれの女を人柱にせよとの神託があったそのような女が現れなかったため、神託した神女が人柱となった『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.27沖縄県豊見城市 真玉橋
山城

橋姫神社(京都府宇治市)

はしひめじんじゃ橋守の娘が、婚約者に「わかめが欲しい」とねだり、男が伊勢に赴くがそこで溺れ死ぬ娘は伊勢に男を捜しに行くと、男の霊が現れて歌を詠じたまた男の心変わりを恨んだ女が、貴船神社のお告げに従って宇治川で三七日間浸り、鬼女となって相手の...