嶺北仁淀川箕淵(高知県大豊町) みぶちある修験者(行者山伏)がこの淵で修行していた時に、誤って法螺貝(楽器)を落とした近くの神社の宝剣(刀剣)を借りて淵を潜ると、底に屋敷があり一人の姫が機織をしていた(龍宮)落とした法螺貝は織った布の重しとなっており、姫は3日間待つよう頼... 2025.12.06嶺北仁淀川
磯城高市緒環塚(奈良県桜井市) おだまきづか三輪山近くに住んでいた活玉依姫(姫君)は毎夜訪れる若者と交わり、懐妊してしまった(異類婚姻譚)親は床に赤土を撒き、緒環(機織)の糸を針(裁縫道具)に通して男の服の裾に刺すように娘に言った翌日、赤土に足跡はなく、糸は鍵穴から抜け出... 2025.11.13磯城高市
川越飯能高済寺(埼玉県東松山市) こうさいじある女人(中将姫とも)が蓮糸(裁縫道具)で織った曼荼羅が奉納されている女人は三日三晩かけて織ったが、その際に決してその様子を見てはいけないとして籠もった(見るなの禁止)禁を破って和尚が覗くと大蛇が機織をしており、女人の姿に戻ってか... 2025.10.25川越飯能
西毛一之宮貫前神社(群馬県富岡市) いちのみやぬきさきじんじゃ抜鉾大明神(その他の神々)はインドの長者の娘で、鉾(武具)を抜き船に乗って笹岡山(荒船山)に飛来したあるいはインドの阿育王(アショカ王)の姫宮(姫君)であるとされる(来訪神)上野国の一之宮はかつて赤城神社であったが... 2025.10.02西毛
北毛鏜々渕(群馬県高山村) どうどうぶちある男が淵に鉈を落としてしまい、取りに入ると底に機織をする娘がおり、三日三晩歓待した(龍宮)戻ってきて淵の底の歓待を懐かしく思っていると、泉照寺の住職が法力で酒の入った瓢箪を浮かび上がらせたそれ以降、淵にお願いして膳椀を借りる者... 2025.09.27北毛
東毛白瀧神社 降臨石(群馬県桐生市) しらたきじんじゃ こうりんせき七夕の日に天から降ってきたとされる巨石石にある小穴に耳を当てると、中から機織の音がする不心得者が土足で石に登ったため(不浄)、音が聞こえなくなった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.12日本伝承大鑑:... 2025.09.22東毛
東毛白瀧神社(群馬県桐生市) しらたきじんじゃこの土地出身の山田男が京の公卿の屋敷に下男として奉公していると、娘の白瀧姫(姫君)が和歌で揶揄してきた山田男は見事に返歌したため姫と相思相愛となったが、2人の仲がばれて姫は追放された(貴種流離譚)姫を伴って故郷に戻ると、2人... 2025.09.22東毛
郡内機神社(山梨県都留市) はたじんじゃ昔、天より1枚の大幡(仏具)が舞い落ちてきたので、それを神に祀って社を建立(創建伝説)、地名の由来ともなったその後この地域は機織がさかんとなった『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.21山梨県都留市 大幡 2025.08.04郡内
北摂絹延橋(大阪府池田市) きぬのべばし呉から縫工女として来た呉服・穴織の姉妹(渡来人)が、機織から染色をおこない、猪名川の水で洗い、河原で絹を延べたとされるこの故事にちなんで名付けられた、昭和6年(1931年)に架けられた橋『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p... 2025.07.13北摂
北摂唐船ヶ淵(大阪府池田市) とうせんがふち呉からの渡来した呉服・穴織姉妹(渡来人)が縫工女として機織技術を伝来した折、この地に船を停めて上陸した淵現在は石碑が建つ『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.115大阪府池田市 新町 2025.07.13北摂