正月

西毛

若宮八幡宮(群馬県高崎市)

わかみやはちまんぐう東国遠征した源頼義・源義家親子がこの地で戦勝祈願をして、神託に従って6月18日に元日(正月)の儀式をおこなった儀式を終えると夏の土用にもかかわらず雪が降ったため、義家の年齢を14歳とした(天変地異)この故事より村の名を“...
峡北峡中

当麻戸神社(山梨県韮崎市)

とうまとじんじゃ正月1日に、境内の池にある御供石(磐座)に神饌を置くと、白斑の烏がやって来てついばむさらに烏はそれを新田に持っていき、その置き場所によって農作の豊凶占い、烏飼いの神事(祭礼)がおこなわれる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川...
峡北峡中

土橋大蔵の石廟(山梨県甲府市)

どばしおおくらのせきびょう九一色衆十七騎(戦国武将)の一人であった土橋大蔵は正月二日に狩りに出て転落死したその際、大蔵の2匹の飼い犬は、1匹が主人の亡骸の番をし、もう1匹が家人に危急を告げた(忠犬伝説)正月四日に葬儀をしたので、今でも4日に...
能登南

御手洗池(石川県七尾市)

みたらいいけ上杉謙信の能登攻略の際に敗れた畠山氏の武将が池に飛び込んで自害した(落城伝説)元旦(正月)の未明に、鎧兜や鞍が水面に浮かんで見えるとされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.103石川県七尾市 三引町
広島廿日市

わくくり岩(広島県広島市安佐北区)

わくくりいわ峠に住む老女が旅の僧に水を施したところ、お礼に管(杼)から無尽に糸が出るまじないをした正月の着物を頼まれた老女は、その機織作業中に管の穴の中を見てしまい、糸が出なくなった(見るなの禁止)元日(正月)の朝、老女は管を手にしたまま、...
広島廿日市

野貝原山 塔岩(広島県廿日市市)

のがいばらやま とういわ“のうが高原”の巨石群の1つで、複数の巨石が重なってできた、高さ15m以上の奇岩怪石元日(正月)にこの岩の上で鶏が鳴くのを聞いた者は死ぬとされ、集落で鶏を飼う者はなかった(禁忌)岩の下には柿本人麻呂を祀る祠がかつてあ...
安房

増間島(千葉県南房総市)

ますまじま大房岬にある小島約10km程内陸にある増間村から大水の時に川を下って流れていった中洲とされる(地形の由来)毎年正月には、増間村の人が島を訪れて注連縄を張っていた増間村は平家の落人(または大坂の陣の落人)が開いた村とされ、半島上陸の...