出雲▲義民伝六の碑(島根県奥出雲町) ぎみんでんろくのひ天明4年(1784年)の飢饉で、年貢の減免を訴えた義民の伝六が処刑された跡(刑場)に建つ石碑晒された首級は真っ直ぐに向けても、翌日には松江の城を向いて睨みつけ続けた(死者の怪)『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店... 2025.09.04出雲
峡北峡中地蔵ヶ岳 賽の河原(山梨県韮崎市) じぞうがたけ さいのかわら別名・地蔵岳奈良法皇(孝謙天皇)がこの山に登り、安産祈願のため地蔵を安置した(地名の由来)山頂近くの賽の河原と呼ばれる砂地があり、早朝子供の足跡(手形足形)がたくさん付いている(死者の怪)この一帯にある地蔵を持ち帰... 2025.08.09峡北峡中
下越一ノ宮河内神社(新潟県村上市) いちのみやかわうちじんじゃ後白河天皇の第三皇子(=以仁王)とされる雲上佐一郎公(伝承の男性)を祭神とする(後鳥羽上皇の第三皇子とも)越後に下向した雲上公は、この地で家臣(あるいは土地の者)に計略を以て便所で殺された雲上公の娘は父親が殺された... 2025.04.08下越
下越長恩院霊廟(新潟県新潟市西蒲区) ちょうおんいんれいびょう庄屋の田辺小兵衛(義民)は灌漑のための用水路建設を思い立ち、完成させる使用を認めない長岡藩の役人(藩士)が用水路の水を止め、小兵衛を斬罪に処した斬られた小兵衛の首は飛び去って、用水路の水門にかじりついてこじ開けたため... 2025.04.07下越
高松坂出弁天様(香川県坂出市) べんてんさま櫃石島の南にある無人島の歩渡島にある厳島神社の神で、正体は大蛇とされる歩渡島の木は伐ってはならぬとされたが(禁忌)、ある者が小屋掛けして行ったきり戻らなかった死体が木に吊り下げられて発見されたため、誰も木を伐らなくなった(禁を犯... 2025.03.11高松坂出
高松坂出高屋神社(香川県坂出市) たかやじんじゃ別名「血の宮」崇徳上皇の遺体を運ぶ途中、雨が降ってきたため棺を台石に置き、再び発とうとすると棺から血がしたたり落ちていた(死者の怪:血の怪)上皇の霊を慰める神社を建て、血の付いた台石も奉納した(名称の由来)『日本の伝説5 讃岐... 2025.03.03高松坂出
高松坂出八十場の霊泉(香川県坂出市) やそばのれいせん悪魚(怪魚)退治した日本武尊(あるいは讃留霊王)一行は、その毒気に当てられて人事不省となった(化け物退治)その時神童が現れて、この湧水の水を飲ませて88名を正気に返らせた(地名の由来)崇徳上皇が崩御した後、遺体をこの水に浸し... 2025.03.03高松坂出
洛中班女塚(京都市下京区) はんじょづか独り身の妹が亡くなったので、鳥辺野へ遺体を運んだが、なぜか家に残っていた(死者の怪)2度同じことが起こったため、妹の遺体はその家の下に葬ったその後気味が悪いので家人がいなくなり、塚だけが残った(『宇治拾遺物語』)この塚の前を未婚... 2024.12.19洛中