四万十足摺お藤がとどろ(高知県土佐清水市) おふじがとどろ淵のそばにある畑を番するため、お藤は毎日淵まで通っていたある日淵で髪を梳いていると、毛髪が水面に落ち、それを小蛇が飲み込んだお藤はそれを面白がって何本も髪の毛を蛇に与えて続けているうちに、いつの間にか淵に消えてしまった(異類婚... 2025.12.06四万十足摺
四万十足摺金剛福寺 和泉式部の逆修塔(高知県土佐清水市) こんごうふくじ いずみしきぶのぎゃくしゅうとう四国八十八ヶ所霊場第38番札所の金剛福寺境内にある和泉式部の毛髪が収められた逆修塔とされる『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.84高知県土佐清水市 足摺岬 2025.12.06四万十足摺
行田春日部毛長神社(埼玉県草加市) けながじんじゃ御神体は女性の長い毛髪であったが、不浄のものであるとして流し捨てたとされる御神体の髪の毛は素戔嗚尊の妹姫のものであるともされる御神体の髪の毛は近くに住んでいた長者の娘のもので、長さは33尋(約6m)あるとされる娘は川向こうの家... 2025.10.17行田春日部
西毛乃久里神社(群馬県上野村) のぐりじんじゃ日本武尊が東征からの帰還の折、この地で弟橘媛の遺髪を家臣に祀らせた御神体は33尋の長さの毛髪で、ある時疫病が流行ったためそれを川に流したことから“神流”の地名の由来となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.119群... 2025.10.02西毛
中毛黒髪山神社(群馬県榛東村) くろかみやまじんじゃ御神体である黒髪山の正式名が相馬山のため、相馬山神社とも平将門を祀り、将門が美しい黒髪(毛髪)をしていたことから名付けられた(名称の由来)桃井城主の子は水沢山の神に祈願して授かったが、長じて昇天する際に両親に切って渡した... 2025.09.29中毛
石見蟠龍峡(島根県美郷町) ばんりゅうきょう領主の小笠原長親(南北朝の武将)は、家臣の玄太夫宗利の戦功から褒美に側室を与えて本妻とさせた数年後本妻は病により醜女となり、玄太夫は一人の女中に心を寄せるようになった嫉妬(嫉妬猜疑)した本妻は、3人で峡谷(渓谷峡谷)へ遊山へ... 2025.09.10石見
南薩鬢水峠(鹿児島県南九州市) びんみず(びんずい)とうげ父神からそれぞれ知覧・川辺の土地を与えられた豊玉姫と玉依姫の姉妹神が、開聞から一緒に所領地へ赴く途中で休憩し、清水で毛髪を整えた峠峠には豊玉姫が座ったとされる腰掛け石がある『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店... 2025.08.27南薩
河内慈光寺(大阪府東大阪市) じこうじ生駒山に2匹の鬼の夫婦が棲んで村々に害をなしていたのを役行者が法力で退治した(化け物封印)改心した鬼は髪(毛髪)を切り、義覚・義玄という名で弟子となった鬼の棲んでいた地に建てられたのが慈光寺となる(創建伝説)『日本の伝説8 大阪の伝... 2025.07.11河内
奥能登饒石黒髪神社(石川県輪島市) にぎしくろかみじんじゃ船乗りの重蔵と夫婦になれず、海に身を投げて死んだお小夜を祀る社を、海の見える場所に建てた(悲恋伝説)恋しさのあまり、しばしば沖を行き交う船を止めたり、浜に引き寄せたりした(愛着執心)そのため海の見えない場所へ社を移し、... 2025.06.23奥能登
加賀鏡の池(石川県加賀市) かがみのいけ篠原の合戦(源平の戦い)に臨む斎藤実盛が、白髪(毛髪)を染める際に使った鏡が沈められた池年に1回池から鏡を取り出され、かつては雨乞い(祈雨)に使われていた『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.74石川県加賀市 深田... 2025.06.18加賀