水難

佐渡

賽の河原(新潟県佐渡市)

さいのかわら海蝕洞穴に作られた、水難者などを慰霊する賽の河原の霊場この一帯にあるものを持ち帰ると、家に不幸が訪れるとの俗説(禁忌)積まれた石は崩れても、翌日にはまた元通りに積まれているとの俗説『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.10...
北総

千人塚(千葉県銚子市)

せんにんづか潮流の激しい場所で、多くの水難事故死者を祀る供養塔慶長19年(1614年)に起こった津波の溺死者を供養したのが始まり『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.46日本伝承大鑑:千葉県銚子市 川口
東葛飾

下総国分寺 三人地蔵(千葉県市川市)

しもうさこくぶんじ さんにんじぞう大正2年(1913年)、遠足に来た小学生が、江戸川の渡し船の転覆事故(水難)で3人亡くなった(子女受難)それを供養するために造られた地蔵(里見公園より移設)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.23千...
豊前国東

円応寺 河童の墓(大分県中津市)

えんおうじ かっぱのはか円応寺の境内にある墓所住職が川に遊ぶ河童を諭したところ、河童が寺に来て修養を請うた修行を積んだ3匹の河童の頭領は住職より戒名を授かり、その後墓に葬られた(人外の悟り)河童はお礼として寺を火災から守り、その代わり皿の水...
高松坂出

法輪寺 えんこ地蔵(香川県坂出市)

ほうりんじ えんこじぞう法輪寺の山門前の石段の途中にある地蔵与島と鍋島の間の海で泳ぐ子供が水死すると(水難)、エンコ(河童)の仕業であるとされたエンコの害を防ぐため、海岸(浜海岸)を監視するように地蔵が建てられた『日本の伝説5 讃岐の伝説』...
庄内

十六羅漢岩(山形県遊佐町)

じゅうろくらかんいわ海難(水難)者供養のため、寛海和尚(名僧)が喜捨を募って彫らせた十六羅漢の石仏寛海和尚は完成後、自ら海に入って入定(補陀洛渡海)している『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.103日本伝承大鑑:山形県遊佐町 吹浦
村山

かわらご地蔵(山形県尾花沢市)

かわらごじぞう最上川の水難者を供養するために建てられた地蔵とされる水難は河童の仕業とされ、別名を河童地蔵と呼ばれる流れが速くなり川に渦が出来ると、船頭は小豆を投げ入れて渦を鎮めた(除災の俗信)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.68...