行田春日部

清浄寺 おむくの池(埼玉県吉川市)

しょうじょうじ おむくのいけ親鸞の木像(貴人像)を戦火から避けるため、時の住職が門前に埋めたが、その後行方が知れなくなったある時地面が動く場所を掘ったところ、その木像がむくむくと出てきた(動く絵や像)掘り出された跡に池を造り、病人がこの池に...
さいたま川口

大門神社 愛宕神社・釘付の龍(埼玉県さいたま市緑区)

だいもんじんじゃ あたごじんじゃ・くぎづけのりゅう裏にあった池に棲む雌雄の龍がたびたび現れて水害を起こしたため供養を続けたが、効果がなかった通りがかった左甚五郎がそれを聞き、龍の彫り物(像)を作って拝殿に取り付けたさらに頭・胴・尾に五寸釘を...
さいたま川口

赤山城址(埼玉県川口市)

あかやまじょうし関東郡代の伊奈氏(幕臣)の居城跡城の北西部にあった池に舟を浮かべていると、蛇の姿をした見沼の龍神が現れた干拓によって棲む場所をなくしたため家に災いすると、蛇は怒鳴りつけて池底に消えた(呪い)この池の底には伊奈氏が使っていた朱...
さいたま川口

龍燈の池(埼玉県川口市)

りゅうとうのいけ光明皇后の眼病平癒のため武蔵国を訪れた行基が、池に松明(灯火)を掲げた龍を見つけて、薬師堂を建てた皇后の眼病が治った代わりに、池に棲む魚は全て片目となってしまった(片目の魚)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.12...
西毛

慈恩寺 ▲池の薬師(群馬県神流町)

じおんじ いけのやくし薬師仏が祀られた池に夫婦の大蛇がいたが、夫が殺されため改心した雌大蛇が、里の慈恩寺で血脈を授かった(人外の悟り)そのお礼として、大蛇は住職が願えばいつでも雨を降らせることを約束した日照りが続くと慈眼寺住職に頼んで、池の...
西毛

伊勢三郎義盛屋敷跡(群馬県安中市)

いせさぶろうよしもりやしきあとこの地で盗賊をしていた伊勢三郎義盛(源平の武将)の屋敷跡橋向こうの宿に旅人を泊めて殺していたため“朝不見橋”と呼ばれた橋の一部が残る源義経の家来となって奥州へ向かう前、大願成就を願ったところ池の葦がすべて片葉と...
西毛

抜鉾神社(群馬県高崎市菊地町)

ぬきほこじんじゃ敬神家の家で子供が天然痘に罹った時、翁が夢に現れて鰻を身代わりにして治すと告げた(夢告)鰻を飼うと子供の病気は治り、鰻の全身に痘瘡が出来た(悪瘡平癒)身代わりとなった鰻を神社そばの池に放し、その後は鰻を食べない(禁忌)『日本...
西毛

小祝神社旧跡(群馬県高崎市冷水町)

おぼりじんじゃきゅうせき和銅7年(714年)池から怪光が発するので確かめると、赤い目で首が白い亀が池から這い出てきたこれを献上したところ、元号が霊亀となったとされる池の水で目を洗うと、はやり目が治る(眼病)『日本の伝説27 上州の伝説』(角...
北毛

平兵衛池(群馬県中之条町)

へいべえいけ草津の名家・湯本平兵衛の娘が供を連れて山奥の池まで山菜採りに来た娘は池で髪を洗おうとしてそのまま池の中に入り蛇体となった(変身譚)娘は池の主となり、湯本家では年2回赤飯(食品食材)を池に供える習慣が続いた『日本の伝説27 上州の...
北毛

武具脱の池(群馬県草津町)

ものぬぐのいけ真ん中がくびれているため、ひょうたん池の別名がある木曽義仲の家臣の一部(落人)がこの地まで逃れ、池に武具を脱ぎ捨ててさらに奥の入山に土着した『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.87群馬県草津町 草津