広島廿日市

耕中石(広島県大竹市)

こうちゅうせき?三倉岳で、ある盲目の僧侶山を越えようとしたが、里の者が案内しなかったため頂上付近の隠坊池で水死した死んだ僧の怒りで地震が起こり、その祟りを怖れた村人が宮久保神社に三倉大明神を祀ったこの大地震で三倉岳から落ちてきたのが耕中石(...
広島廿日市

滕池明神(広島県大竹市)

ちきりいけみょうじん九州からやって来た市杵島姫命(宗像三女神)が厳島へ向かう途中、この坂道を通りがかった子を背負い機織道具を持っており、あまりに重いため滕を池に投げ棄てた池はその後埋め立てられ、その上に祠が建てられた(創建伝説)『日本の伝説...
東三河

長沢寺 おくす弁天(愛知県田原市)

ちょうたくじ おくすべんてん猟師の六蔵は大猪と思って撃った獲物が大蛇で、その直後の嵐に驚いてとどめを刺さないまま帰宅した妻に言われて金銀の弾をとどめに撃ち、翌朝蛇の死骸を確認して首を持ち帰ったが、しばらくして病死した六蔵の死後、妻はおくすと...
海部知多

野間大坊(愛知県美浜町)

のまだいぼう正式名・大御堂寺平治の乱で敗走した源義朝が暗殺された地に造られた墓を供養するために建てられた義朝が刀剣を持てない風呂場で殺されため、墓所には木刀の形をした卒塔婆が供えられる境内には義朝の首級を洗った血の池があるが、国の変事がある...
名古屋

長福寺(愛知県名古屋市緑区)

ちょうふくじ境内で、桶狭間の戦い後の首実検が行われ(林阿弥の首検証跡)、供養の杉の木が立つ境内の放生池は“血刀濯ぎの池”と呼ばれ、戦いの後の刀剣に付いた血を洗った場所とされる『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.135愛知県名古屋市緑...
東三河

医王寺 片葉の葦(愛知県新城市)

いおうじ かたはのあし長篠の戦いの前日、武田勝頼が医王寺の阿弥陀池に生える葦に向かって「戦に勝てば扶持をやる」と言った勝頼の夢枕に葦の精霊が現れ、大敗するので戦いを止めるように告げた(夢告:予言の怪)怒った勝頼が精霊の腕を切り落とした(脅し...
東三河

滝頭池(愛知県田原市)

たきがしらいけ近くの村の寡婦が生活苦から他人の薪を盗んでしまったその噂が広まったため、寡婦は子供と共に池に身投げをした(子女受難)池の周辺では、その後“ホイホイ”と鳴きあう鳥が現れ、村人はホイホイ鳥(鳥類)と呼んで母子の生まれ変わりとした『...
西三河

椀貸池(愛知県豊田市)

わんかしいけ借りたい膳椀の数を書いて池に投げると、翌朝に必要な数だけ池に浮かんでいた(椀貸伝説)ある時椀を借りて運ぶ途中、転んで1つを壊したため返却しなかったが、それ以来椀を貸さなくなった『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.65愛知...
海部知多

なまず池(愛知県愛西市)

なまずいけ別名・おこまが池大鯰を釣って魚籠に入れて帰ろうとすると、池の方から「おこま、おこま」と呼ぶ声がし、魚籠から「おーい」という返事が聞こえた(声の怪)ある住職(僧侶)が蓮根栽培の許可を藩に依頼すると、役人(官吏)は池の干拓をするよう言...
名古屋

龍泉寺(愛知県名古屋市守山区)

りゅうせんじ最澄が熱田神宮に参籠していた際、龍神のお告げを聞いて多々羅池で経を上げると、池の龍が昇天した龍の昇天の後に残された馬頭観音を本尊とする空海が熱田神宮に参籠していた際、熱田の八剣のうちの三剣(刀剣)を埋め納めた多々羅池の龍王が一夜...