東讃幸田池(香川県さぬき市) こうでんいけ法要の最中に殺生を願ったため大蛇と化した(変身譚)、猟師の当願が隠れ棲んだ池(罰を与える)大蛇は大きくなり、さらなる場所を求めて満濃池、さらに槌の門へと移っていったこの土地の者は槌の門へ酒を持っていき、雨乞いの祈願すると雨が降る... 2025.03.02東讃
高松坂出血の池(香川県高松市) ちのいけ屋島寺近くにある池空海が宝珠(宝物)を納めたとされる屋島の戦いの後、源氏の兵が刀剣を洗ったとされる『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.25日本伝承大鑑:香川県高松市 屋島東町 2025.03.02高松坂出
高松坂出平池(香川県高松市) へいけ平清盛が家臣の田口民部(源平の武将)に命じて造らせたため池決壊が続くため、お告げにより、ちきり(機織道具)を持った娘を人柱とした池が完成した後、一箇所から水が流れ出し、その音が「いわざら、こざら」と聞こえるようになった(声の怪)乙女の... 2025.03.02高松坂出
庄内貝喰池(山形県鶴岡市) かいばみいけ池には龍王が棲み、膳椀を人数分貸してくれたが、一客分を失敬したところ二度と貸さなくなった(椀貸伝説)池から水を引こうと壕を造り出すと村から火の手が見え、それが3度続いたため、龍神の怒りと取り止めた身欠き鰊を咥えて池に入ると龍神が... 2025.02.18庄内
庄内善宝寺(山形県鶴岡市) ぜんぽうじ開基の妙達上人(名僧)の説法を聞きに来ていた若い男女は、貝喰池に天降った龍王と龍女であった(人外の悟り)上人がそれぞれに竜道・戒道の名を与えると、寺を守ると約束しそのまま昇天した数百年後、龍は2度その姿を現して、奇瑞を見せたとされ... 2025.02.18庄内
庄内竜池(山形県酒田市) りゅういけ池には竜馬(龍)が棲んでおり、年に一度だけ金の鞍に化けて水面に浮かび上がるこの鞍を見た者は幸運に恵まれる(開運)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.96山形県酒田市 成興野 2025.02.17庄内
村山天人清水(山形県尾花沢市) てんにんすず延沢満重が子授け祈願の帰り、池で水浴びをしている天女(天人)を見つけ、羽衣を隠して天に帰れなくして妻とした子ができて7年目、夫の留守中に長櫃から羽衣を見つけた天女は、天に戻っていった(羽衣伝説)天女は、かつて水浴びしていた池のあ... 2025.02.17村山
村山大倉溜池(山形県村山市) おおくらためいけすぐに土手が崩れる溜池のため、おくらという美女が池の主にお仕えすると言って人柱となった夜になると池の底から機織の音が聞こえ、女の泣き声がするので、三月(見付)館の丘の上に霊を祀った(声の怪)おくらの名前から大倉溜池と呼ばれる... 2025.02.17村山
村山大日寺跡 清浄池の蛙鳴かず(山形県西川町) だいにちじあと せいじょういけのかわずなかず大日寺跡の中にある池の跡神聖な池であるため、夏でもここの蛙は鳴かないとされる(大井沢の七不思議)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.52山形県西川町 大井沢 2025.02.17村山
村山住吉神社(山形県山形市) すみよしじんじゃ炭焼き藤太(長者)の住んでいた里にあり、夫婦の霊を祀る(炭焼き長者)奥宮には、豊丸姫(藤太の妻)と共に、子供の金売り吉次兄弟も祀られている神社の近くには、藤太が金の選別をおこなった黄金池の跡がある『日本の伝説4 出羽の伝説』... 2025.02.15村山