河川

峡北峡中

信玄堤(山梨県甲斐市)

しんげんづつみ龍王川除場(りゅうおうがわかわよけ)と呼ばれる堤防施設武田信玄が治水のために釜無川(河川)に約20年掛けて設けた『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.59山梨県甲斐市 竜王
峡東

長慶寺 笛吹権三郎の墓(山梨県笛吹市)

ちょうけいじ ふえふきごんざぶろうのはか権三郎という若者は笛(楽器)の名人で、母と共に暮らしていた洪水(水害)が起こり母だけが流されると、権三郎は行方を尋ねて川沿いを彷徨ううちに溺死した権三郎が死んだ河川は後に笛吹川と呼ばれるようになった(...
郡内

的様(山梨県道志村)

まとさま室久保川(河川)の川床にある、的のような模様のついた花崗岩(奇岩怪石)富士の巻き狩りの折、源頼朝がこれを的にして矢を射たとされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.26山梨県道志村 池之原
河内

久修園院(大阪府枚方市)

くしゅうおんいん藤原高房(藤原氏)が西国の任地へ赴く際、淀川(河川)のほとりで捕まえられた亀を助けてやった母は高房の幼子を殺そうと、わざと川へ落として助けを求めた(継子殺し)高房が神仏にすがろうと久修園院に伏し拝むと、子を背に乗せた亀が浮か...
河内

鵲橋(大阪府枚方市)

かささぎばし中国の七夕伝説では、天の川に鵲の群れが集まって織姫と牽牛の橋渡しをしたとされることから名付けられた天野川(河川)に橋が架けられたのは江戸時代以降で、鵲橋の名は明治時代以降とされる『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.101...
北摂

くらわんか舟発祥の地(大阪府高槻市)

くらわんかぶねはっしょうのち大坂夏の陣(大坂の陣)で真田幸村に追われた徳川家康が、淀川(河川)で干鰯船の船頭(船乗り)に匿ってもらい難を逃れた恩賞として、淀川一帯で船で商売をする権利と、商売の際に乱暴な言葉を使ってもよいとのお墨付きを貰った...
大阪

願泉寺(大阪府大阪市浪速区)

がんせんじ開基は小野妹子(豪族)の八男・多嘉丸とされる四天王寺建立の材木運搬に当たって、たくさんの鼬が西から東へ移動する夢を見て、その道に沿って造られた用水路が後の鼬川(河川)となった(夢告:起源伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店...
加賀

大日川(石川県白山市)

だいにちがわ一向一揆の居城であった鳥越城と二曲城は互いに法螺貝(楽器)で連絡し合っていた間を流れる大日川(河川)の音がうるさいため、城主が神に祈って音を止めた(音止伝説)この川で捕れる鮴(ゴリ:魚類)は串に刺しても口を開かない(動物の俗信)...
広島廿日市

蛇喰磐/水神釜(広島県大竹市)

じゃぐいいわ/すいじんかま小瀬川(河川)にある甌穴群この穴は三倉岳の大蛇がこの地へやって来て食った跡であるとされる甌穴は“水神釜”と言われ、夏でも水が涸れず、誤って水をかき混ぜると嵐になるとされ、雨乞いに使われた(祈雨)『日本の伝説21 広...
尾張

人柱観音(愛知県一宮市)

ひとばしらかんのん昭和31年(1956年)に完成した、小信川(河川)堰き止め工事の際に人柱となった与三兵衛を祀る工事の本陣であった信行寺で働いていた与三兵衛が自ら人柱を志願した(無理矢理生き埋めとなったとも)その後、埋められた場所から白い火...